前回【3日目】のつづき
さて、惜しまれつつもいよいよ最終日です。
が、飛行機の時間は夜なので、それまでいっぱい活動できます。
今日のスケジュールは…
2回目の鉱泥湿布
倉吉の白壁土蔵群を散策&ランチ
時間をつぶしつつ、空港へ…
宿の周りをお散歩&再び鉱泥湿布へ
本当は夕暮れ時に三朝温泉街を浴衣でぶらりとしたかったのですが…
お天気や時間の都合でできなかったので、ちょこっとだけ。
登録有形文化財の三朝橋。
絵になるなぁ~
三徳川
お水がきれいです。
だからお米もおいしいのでしょうね~
こちらは、お部屋からも見えていた公衆浴場。
衝立があるだけで、完全にお外、そして混浴です。
入浴ルール、英語でも書いてあります。
このときちょうどお掃除後の湯はりをしていたのですが…
おや…?
蛇ちゃん!
じつはこの日、10月も終わるというのに記録的な夏日だった日で…
宿の前の桜もちょこっと狂い咲きしてたし、蛇ちゃんも活動的になってたのかも…
これから冬眠の季節だというのにねぇ~
それにしても、湯けむりがあったかいから蛇も猫も居ついてしまうのかしら…(^^;)
湯船には入って来ないと思うけど、うっかり噛まれないように気を付けないとネ!
記念にパチリ☆
反対側から見るお宿、風情があります~
母とパチリ☆
この後、2日目に体験してすごーくよかった鉱泥湿布へ。
とくに母が嘘のように痛みが消えて大変気に入ったので、もう一度行っておこう!ということで…
詳しくは2日目の記事をどうぞ。
雲はもう秋の気配…
倉吉の白壁土蔵群をおさんぽ
さてさて、お宿から車で20分ぐらいでしょうか。
倉吉の白壁土蔵群にやってきました!
ここ、来てみたら想像よりすごく良かったです!!
ここでちょっと…
倉吉の歴史
1356-1361年に守護大名 山中時氏が打吹城(うつぶきじょう)を築城しました。(すぐ近くに打吹山があります)
それによって城下町として整備され、往来に便利な場所だったこともあり商工業者が集まり、大変賑わっていたそうです。
しかし、1615年の一国一城令によって打吹城は廃城となり、鳥取藩に吸収されてしまいました。
江戸時代中期に入ると、海運が発達して物や人の移動が盛んになり、全国的に商品経済が浸透します。
そんな中で、倉吉の「稲扱千刃(いなこきせんば)」と「倉吉絣(くらよしかすり)」が大人気となり、倉吉の名を全国に広めていったそうです。
稲扱千刃は収穫した稲穂から籾をしごき取る道具で、従来は竹製ですが倉吉のは鉄製だったため作業効率が飛躍的に上がるということで人気が出たようです。
また倉吉絣は深みのある藍色の生地に繊細な模様の刺繍が織られていて、とても丈夫で、使って洗うほどに味が出てくることから高値で取引されたそうです。
そうして今でいう「倉吉ブランド」で富を得た商人たちが町屋や土蔵を建てて、現在の街並みが出来ていったということです。
「倉吉ふるさと工芸館」行けばよかった…
水路に平均台のような細ーい橋がかかってるがすごい素敵です。
この日、気温も暑ければ空模様も変で…
急に雨が降り出したので、雨宿りを兼ねて先にランチすることに…
「土蔵そば」
ことりっぷにも載っていた、土蔵をそのまま使ったお店です。
階段も急で細くて、ドキドキしながら2階へ上がると…
まるで骨董商のよう。
なんて素敵な小上がり…!
脇に小っちゃい囲炉裏があって、昔どう使ってたのか知りたいです。
タイムスリップしたみたい…
奥のカウンターの方にも素敵な小上がりとちゃぶ台があって、すべて民藝の器々で統一されてて雰囲気良かったです。
お店はちょうどほぼ満席の時間で、お蕎麦はセットが完売。
母も私も、とろろ入りの冷やし蕎麦をいただきました。
すっごくおいしかったです!!
手打ち!繊細。素材それぞれが香り立って、日本人でよかった~となりました。
とてもおすすめです~
1階では作家さんの民藝品が販売されています。
こちらの山本花野子(かやこ)さんの器がすっごい可愛くて…♡
透明感のある寒色系の釉薬がステンドグラスのように彩られた国造焼きの器たち。
残念ながらサイズと色、モチーフの組み合わせで私の欲しいのが今ここにはなく、このときは断念。
県内のいろんなイベントにも出品しているようだったので、これ!!というのに出逢えたときまでおあずけです。
お店を出ると晴れ間が\(^o^)/
こんなポストも絵になります~
橋の上で若干ビビりながら、パチリ☆
ちなみに、この白壁土蔵群。
赤い瓦は山陰地方特有の瓦で「石州瓦(せきしゅうがわら)」が起源と言われています。
耐火度の高い陶土を使い、1200℃以上の高温で焼成することで、固くて丈夫な瓦になるそうです。
白壁の上半分には漆喰が塗られています。
吸湿性と防火性を兼ね備えた漆喰で、土蔵の中の財産を守るためです。
また白壁の下半分は焼き杉板が貼られています。
杉板の表面を焼くことで炭化するため、着火性が低くなるそうです。おまけに防虫効果もあって、耐久性が高いのが特徴なのだとか。
パチリ☆
京都みたいでもありますが、もっと落ち着いて見れる。そして山が近い。
災害もあるし、お金もかかるし、保存していくのも大変だろうなぁと母と話しながら歩きました。
まるで映画のセットのよう。
お醤油屋さんの中に入ったら、寅さんの写真が!
撮影時に来たんですね~
町の中には小さな水路が流れてて、お水も澄んでるからサワガニやお魚がいっぱいいて
ずっと見てても飽きなかったです。
藻萌え〜…♡
ちなみに…
駐車場がある倉吉市役所は建築家の岸田日出刀と丹下健三の共同設計。
1956年に完成したもので、コンクリート打ちっぱなしや階段と吹き抜けが印象的なモダンなデザイン。
今は建築も低コスト・軽量素材が主流ですが、当時の重厚感や迫力が感じられて美術館みたいでした。
鳥取名物!?すなば珈琲
この旅が始まって以来、ずっと気になっていたお店があって…
それは、「すなば珈琲」
空港に着いてすぐ目に入って気になってたら、
鳥取駅の近くでも発見。
ラクダのロゴが可愛い♪
鳥取県はスタバがなかった県として有名ですが、
それで作ったのかな?と調べたら…
「スタバはないが、スナバ(砂場)はある」という平井県知事の発言からできたのだそうです!笑
宿のお土産コーナーにもすなば珈琲のお菓子がいろいろありました。
コーヒークリームサンド
カフェショコラクランチ
珈琲タルト
飛行機の時間までけっこうあったので、鳥取駅至近のバードハット店に行ってみました♪
他のお客さんもいたので店内はあまり写真を撮りませんでしたが、
なぜかウミガメのパネルが飾ってあり、店内BGMはハワイアン…♪
「カフェ」というより「喫茶店」という雰囲気です。
私はホット、母はアイスのカフェオレと…
フライドポテトを注文しました。
パンケーキやカレーなど食事メニューもいろいろありました。
最近はどのカフェもカフェラテが主流ですが、私にはちょっと牛乳が濃いので、このカフェオレの少しお湯で薄い感じがちょうどよかったです。
ちなみに牛乳はもちろん、大山牛乳です!
他にも、鳥取砂丘の砂で焙煎した「砂焼きコーヒー」や、
空港店では「モサエビホットサンド」や「かにホットサンド」など鳥取ならではのメニューも!
モサエビとは…
この地方で漁れる甘エビよりさらに弾力と旨味の強い海老で、鮮度劣化がとても早いため県内でしか食べることのできない、幻のエビ!
このホットサンドは食べていないけど、お宿でモサエビのお刺身をいただいてとてもおいしかったです♡
このあと空港のすなば珈琲の前でこんなパネルを発見!
マツコ・デラックスさんが「月曜から夜ふかし」の中で鳥取問題についてたくさん取り上げて応援していたんですね。
このソファはマツコ専用の指定席。
「マツコ様がいつの日かご来店されるのお心よりお待ちしております。」
と書いてありました。
鳥取旅ロケとして、ぜひ実現してほしいですね!(^^)
鳥取駅には大型のお土産ショップもあります。
ところで、「とち餅」をご存じですか?
和菓子好きなら絶対買いです!
栃の実の粉を練り込んだ「とち餅」はこの辺りの名産。
栃の実は大型のどんぐりといったところで縄文時代から食されてきました。
独特の香りとえぐみがありますが、栄養があります。
宿のお夕食でしゃぶしゃぶに入れる薄い切り餅として初めていただいたのですが、おいしかったので地元のスーパーでとちの切り餅を探したりしたけどなくて…
あんこの入ったお菓子として食べるのが主流なのかな?
お土産のお菓子として信玄餅みたいなタイプのを買ったあと、このおみやげセンターでこの「壽城(ことぶきじょう)」さんのとち餅を試食させてもらったら…
これがすごいおいしかったんですー!
鳥取東部ではここでしか買うことができず、夕方には売切必至なのだとか…
次回は絶対こっちのを買う!と心に決めております。
ファンなら必見!コナン空港
さて、到着時はスルーしただけの鳥取コナン空港。
特別コナンのファンというわけではなく、むしろ数えるほどしか見たことない私ですが…
ものすごいコナン目白押しだったのでレポします!
す、すごい!コナンがパイロットになってます。
このときはハロウィンバージョンでした。
ふと上を見上げると…、こんなところにも。
奥には超リアルな再現。
毛利探偵事務所の1階にある喫茶店ポアロ。
こちらは「コナン探偵社」という名の…
お土産屋さんでした!
コナングッズ目白押し!
こんなトリックアートで遊べる場所も♪
コナンと一緒にラクダに乗ってポーズ☆
他にも謎解きコーナーとかまだまだありましたよ~
ファンの方は必見ですね!
さてさて、楽しかった鳥取旅行、そろそろ帰る時間。
…と思ったら、飛行機が遅れててこのあと1時間弱待ちました!チーン…笑
お疲れさまでした~
鳥取旅行記、これにておしまい☆
全4回にわたってお届けした旅行記、お楽しみいただけたでしょうか?(^^)
世界屈指のラドン浴ができる三朝温泉、
民藝のすてきな器、
ダイナミックな自然を感じられる鳥取砂丘や浦富海岸の遊覧船、
霊験あらたかな三徳山、
貴重な街並みを残した白壁土蔵群
などなど…
ざっと振り返っても盛りだくさんで、楽しかった~!
皆さんも次の旅先にいかがでしょうか(^o^)
それではまた、別の旅行記でお会いしましょう!!
最後までお読みいただきありがとうございました☆
☆おまけ☆
山陰銘菓・因幡の白うさぎ♡
大山バターを使用しているそう。抹茶味がおいしかった!
読者プレゼントにしたいぐらいですが…
ごめんなさい、次回は何か企画します( ˘ω˘ )
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