いよいよ空気が冷たくなり、
喉や呼吸器が気になる季節になってきました。
冬になると毎年思い出すのが、
かりんのはちみつ漬け。
咳や喉のケアとして昔から親しまれてきた、
季節の手仕事です。
今回はレシピというよりも、
実際に作ってみた記録と、
香りや変化の過程も含めてご紹介します。

かりんのはちみつ漬け
材料
かりんの実…1個
はちみつ…かりんがひたひたに浸かるぐらい

全体像を撮り忘れてしまいました(^^;)これで許して…
わりと小ぶりな実で、鮮やかな黄色。そしてとってもいい香り!
梨のようだけどもっとフローラルで、何度もクンクンしたくなります。
漢字で「花梨」と書くのも納得です!
表面がちょっと油っぽいのは、「油上がり」といって完熟のサイン。
ヌルヌルの正体は脂肪酸で、農薬ではありません。この油からいい香りがするんです〜
必要な道具
・密閉瓶(煮沸またはアルコールで消毒しておく)
・出汁パック(紙製の100均とかで売ってるもの)
作り方
① かりんを洗って皮のままいちょう切りにする。

私は今回初めてだったのでよくわからず全部ごちゃ混ぜで入れてしまったのですが…
芯は取り除いて、種はまとめて出汁パックに入れておくのがおすすめ!
種にいちばん薬効があるそうですよ(^.^)
皮も剥いても良いけれど、ここにも有効成分がたっぷりでもったいないので一緒に切りました。
② 瓶に実と種を入れて、ひたひたになるぐらいのはちみつを入れていく。

スイスのネクタフロー社のはちみつ、こちらは花畑の香り。
ここのはちみつ、チューブが素晴らしくて…!
はちみつって液垂れが何気にストレスになりますが、このチューブは細〜く出せて、「キュッ!」と肛門状(←表現、、笑)に切れるようになっててノンストレスなんです〜
…けど今回はすごい大量に使ったのでこのチューブの良さがあんまり意味なく…
しかも使い切ってしまい、別のを開けました。

イタリアMielizia社のオーガニックオレンジフラワーのはちみつ。
こちらは分離するほど濃厚ですが、本当にオレンジの香りがふわっとしてさわやか♡
かりんにも合いそう〜

そんなに大きい容器ではないので、いっぱいです(^_^;)

ここにはちみつをひたひたぐらいまで入れて…

全体を均一になるよう混ぜます。
瓶いっぱいに詰め込んだので、底から混ぜるのが大変(^^;)

今はギチギチですが、エキスが出るとだんだん実がしぼんで浮いてきます。
そしたら混ぜやすくなるので、初日はざっくりでOK!
直射日光の当たらない涼しい所に置いておきます。
③ 1日1回、底からかき混ぜる。
これを毎日続けます。

【2日目】まだ実が白くてほとんど変わってませんが、

横から見ると、上に浮いてますね。かりんエキスがはちみつに染み出してる証拠です。

【3日目】実がしんなりしてきました。

はちみつもかりんの水分が入ってとろっと澄んできました。

混ぜ混ぜ…

【9日目】熟成が進んで実が茶色っぽくなりました!

中はこんな感じ。
④ 1週間〜2ヶ月ぐらいでできあがりです。
実は、かりんのはちみつ漬けができ上がるまでの期間は明確に決められておらず…
気温などで熟成の早さが変わるのと、好みもあるので、味見して「よし!」と思えばそれでOK!
いろんなレシピを見てると、1〜2ヶ月ぐらい置くのが一般的なようです。
今回は風邪予防の時期に間に合うようにアップしたかったので、2週間弱で完成としました。
実と種を分けて、濾します。

茶漉しですみません…
え、お茶のエキスが混ざるって?
だって、どうせこのはちみつをお茶に入れて飲むからいいのだ。笑
具材をジャムにするべく小鍋に移し、種を手作業で取り除きます。

種用の出汁パックを事前に用意していれば、こんなめんどくさいことしなくてよかったのに…(-_-)

種はいちばん薬効がある部分で、写真でわかりにくいですがトロッと粘度があるんです!

はちみつが濾せました(^.^)
瓶に入れて…
完成!!


茶漉しでざっくり濾したので、少しもやもやと濁りがあります。
木綿布などで濾せばもっと透明度高くなるのでしょう。
保存について
実と種を入れた瓶のまま、半年〜1年ぐらいは冷蔵庫で保存ができます。
《注意点》
・密閉してるとガスが溜まるのでたまに開けて空気を抜くこと。
・かりんが浮いて浸かってない部分はカビが生えやすいので、定期的に瓶を揺らして中身を混ぜること。
かりんジャムの作り方

分けた実をジャムにしていきます。
① 実がひたひたになるぐらいの水を入れて、弱火でコトコト煮ます。

② 途中ではちみつ(または砂糖)を足します。
煮詰まったら水を足しながら、とろ火でコトコト…
30〜40分ぐらい。

③ 漬けるのが短かったのと、芯を取り除かなかったから、なかなか煮えない…(;_;)
かりんの実って、固いんですね!(石細胞というもののせいらしい)
スプーンでガシガシ切り潰しながら煮ます。

色がだんだん赤くなってきました。
これはかりんに豊富に含まれるポリフェノールによるもの。
④ かれこれ40分…
まだ固形が残ってますが、煮るのに疲れてしまったのでこれで完成としました(-_-)

味見したら渋みがまだ完全に抜けてなかったのですが、
甘味はあるし、良薬口に苦しということで…これでよし(^_^;)
瓶に詰めて、冷蔵庫で保存します。

ジャムというか、砂糖(はちみつ)漬けですね(^_^;)
ところで……
かりんを煮詰めていた小鍋が、きれいになってましたー!!

かりんに含まれるクエン酸パワーと思われます。
思わぬ恩恵(^。^)
かりんの効能

かりんは昔から民間薬として用いられてきたバラ科の植物。
生では食べられないので、シロップやはちみつ漬け、お酒に漬けるのが一般的です。
効能は、とくに喉への薬効が有名ですね。
代表的な成分、1つは「アミグダリン」
種子に多く含まれていて、咳止めに有効です。
そのままだと毒性がありますが、加熱したり砂糖やはちみつ、お酒に漬けて「ベンズアルデヒド」という成分に分解されることで
抗炎症作用を発揮します。これがとくに喉に効くのです。
もう1つは「カリンポリフェノール」
ウイルス感染を抑える働きがあるとされ、
昔から冬の体調管理に用いられてきました。
さらに、強い抗酸化作用もあるため細胞のダメージを防いでくれます。
他にも、ビタミンCやクエン酸、リンゴ酸など、美肌や疲労回復に有効な成分も含まれています♪
かりんはちみつ漬け&ジャムの使用例
かりんはちみつは朝、起き抜けに白湯に入れて飲んでいます。
ほっ…とします(´v`)

もちろん、紅茶やハーブティーに入れても◎

こちらは胡麻ペーストを塗った上からかけてみました。
かりんジャムはお茶に入れるほか、
バターを塗ったバゲットに乗せたりしてます。
これ、すごくおいしかったです!

明太子フランスではありません…笑
いつも思うけど、昔の人の知恵って本当にすごいですよね。
植物の薬効で、この冬も元気に乗り越えたいと思います。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました☆












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