鳥取・三朝温泉旅行記【1日目】民藝品と、ラドン温泉

 

 

 

みなさま、こんにちは(^.^)

 

私事ですが、先日40歳のお誕生日を迎えました(^ ^)

それと母の疲労回復も兼ねまして、先日

鳥取県の三朝(みささ)温泉へ3泊4日の旅に行ってきました♪

 

 

三朝温泉は、世界でも有数の高濃度「ラドン温泉」

ラドン温泉、ラジウム温泉、聞いたことあるけど何?という方が多いと思いますが、

簡単に言うと、「放射能泉」のこと。

実は、少量の放射能は体に良くて、細胞を活性化して元気にしてくれるのです!

マニアックな健康情報が大好きな私、興味津々でなりません!

 

また、三朝・倉吉周辺はジブリ映画「もののけ姫」に出てくる、アシタカの故郷の村の集会所のモデルとなった「三徳山三佛寺」があったり、

かつては城下町として栄えた「倉吉の白壁土蔵群」や、

日常づかいの美しい器や雑器「民藝」の聖地であったり…

日本の美しさを感じられる名所がいろいろあります。

 

さらに、海沿いに行けば日本の砂漠として有名な鳥取砂丘

透明度の高い海と美しい景観の「浦富海岸」など

大自然も満喫できます!

 

 

というわけで今回の旅行記、

温泉好きの方や、細胞から元気になりたい!という方にはもちろん、

国内旅行をお考えの方にも楽しんでいただけるよう、

観光情報も盛りだくさんでお届けします\(^o^)/

 

たぶん4回ぐらいのシリーズになりますが、ぜひごゆっくりとご覧ください~♨

 

 

旅のはじまり

早朝に羽田を出発して1時間ちょっと、鳥取コナン空港に到着です!

空港内はすごいコナン目白押し!

行きは時間がなくて、帰りにいろいろ見たので、このブログシリーズ最終回のときお伝えしますね。

 

実は鳥取は、ひそかに「漫画県」の顔も持っているんです。

なぜなら、

名探偵コナンの作者 青山剛昌さん、

ゲゲゲの鬼太郎の水木しげるさん、

孤独のグルメ(絵担当)の谷口ジローさん

などなど…

有名な漫画家さんたち(なぜか男性ばかり)の出身県だから。

 

ちなみに島根県側にあるのは米子鬼太郎空港。

大きなステンドグラスに妖怪たちがいっぱい。

以前出雲方面に行ったときの写真

 

 

さてさて、鳥取駅へは空港からバスで20分。

 

本当はレンタカーがよかったのですが…

数日前に予約しようとしたら空港のはどこもいっぱいだったので、翌日に倉吉で借りることに(^^;)

 

 

たくみ割烹店と、民藝美術館

鳥取駅から歩いて10分ほど…

ランチの予約をしてた「たくみ割烹店」へ。

こちらでは、美しい民藝のうつわでおいしい家庭料理がいただけるのです。

 

割烹の隣には器や生活雑貨の民藝ショップ「たくみ工芸店」があります。

風情ある店前でパチリ☆

 

素敵なうつわがたくさんあってここで買おうか迷いましたが、

関東各地でも手に入るものもあるし、鳥取は他にも民藝品を買える場所がいろいろありそうなので、一旦検討。

 

先にショップを見てたら、隣から煮込みのいい匂いが…♡

いそいそと割烹へ。

なんと素敵な食卓~(^o^)

それぞれ個性的なうつわですが、不思議と違和感なくまとまってますね。

 

母はたくみ定食。

大きなかれい(あまり聞いたことのない種類のかれい)の煮付けとお惣菜、お櫃ごはんやお味噌汁が付きます。

私は鳥取和牛みそ煮込みカレーとハヤシライスのハーフ&ハーフ。

 

魚苦手な母が、かれいをおいしいおいしいと言って嬉しそうに食べていたのが印象的。

お味噌汁は宍道湖のしじみ(と言ってたと思う)がアサリのように大きくて、おいしかった…!

この日はすごい寒かったので、煮込み料理がありがたかったです。

 

お昼時で途中からほぼ満席だったので、念のため予約しておくのがおすすめかと思います。

 

ちなみに近くに「たくみ珈琲店」もあって、こちらもお客さんいっぱいで賑わってました♪

 

 

さてお次は「鳥取民藝美術館」へ

 

ここ、民藝通り。全部並びに建っててすぐ見れます。

てへ♪

 

民藝とは

ここでちょっと、民藝の基礎知識を。

民藝とは、「民衆的工藝」

「天才芸術家の高価な作品や贅沢な美術工芸品だけが美しいのではなく、

一般的な職人が作る日常づかいの器や道具に真の美しさが現れる」ということを見出そうとする運動です。

 

柳宗悦が中心となって始まった民藝運動に共感した鳥取の医師 吉田璋也は、

ここ鳥取で新作民藝運動を興し、昭和7年にたくみ工芸店を開きました。

さらに昭和24年にここ鳥取民藝美術館が始まり、吉田璋也は新作民藝の企画・デザイン・生産・流通・教育普及のために組織をまとめ、施設を作り、「民藝のプロデューサー」として民藝運動にその一生を捧げたのでした。

 

日本は日常づかいの工芸品など、手仕事の技が光るもの多いですものね。

北欧も家具とか普段の食器を「美しさ」と「使いやすさ」を兼ね備えたデザインするの得意ですが、同じですね。

美しさの形はいろいろ。心を豊かにする思想ですね。

 


 

美術館の建物は登録有形文化財建造物になってるだけあって、すごかったです!

床板がギシギシ言うので、ゆっくり歩きました。

写真はありませんが、階段もすごい急で昔ながらの造り。

貴重な展示がいろいろ見れました。

 

牛ノ戸焼のパンフレットとチケット

 

 

さてこの後は、鳥取駅周辺をちょっとだけ散策。

雰囲気のある昔のビル。

 

見事なシャッター商店街…

ことりっぷに載っている古いビルのお店などチラッと見て、駅に戻ります。

 

鳥取駅からはまず電車で倉吉駅へ向かいます。

鈍行だと1時間。本数も少ないので、特急スーパーまつかぜ号で30分で行きます。

自由席はほぼ満席でした…!

途中、海のすぐ近くを走ったりして車窓からの風景も楽しみつつ…

 

倉吉駅に到着!

お宿の送迎が待っててくれて、ここから車で約15分ほどで三朝温泉街に着きます。

 

 

お宿は、依山楼 岩崎

三朝(みささ)温泉、

「三度朝を迎えると健康になる」ことがその名の由来というだけあって、

やはり湯治には連泊がおすすめ♨

 

ということで今回、3泊お世話になるお宿「依山楼 岩崎」さん

連泊プランでちょうどいいのがあったことが決め手となりましたが、

島崎藤村、与謝野鉄幹・晶子夫妻をはじめ、著名人がたくさん訪れている伝統ある老舗宿でもあります。

 

お部屋は三徳川を望む広い和室。(お部屋全体の写真がなくてすみません…)

窓際に4人でくつろげる大きなテーブル席もあって、2人だったのでのびのび使えました。

少しだけ色づいてきた山の緑がきれい

 

ザ・温泉街な景色♨

 

 

お待ちかねのラドン温泉

さて、お部屋で一息ついたら…

早速、お待ちかねのお風呂~♪

今回の一番の目的、ラドン温泉へ!

 

ラドン温泉、聞いたことあるけどくわしく知らない方も多いと思うので

ちょっとご説明させていただきます。

 

ラドン&ラジウム温泉について

洞窟風呂。写真はお宿HPより拝借

 

ラドン温泉とは、放射能泉。

すなわち、放射性物質(ラドンガス)を含む温泉のことです。

 

放射線?危険では…?と思うかもしれませんが、実は微量の放射線はむしろ人体に有益!

この放射線による治癒効果は「ホルミシス効果」と呼ばれていて、

・細胞の活性化

・自然治癒力を高める

・免疫力アップ

・新陳代謝の促進

…などなど、健康づくりにもってこい。

 

日本でラドン温泉に入れる場所はいくつかありますが、

秋田県の玉川温泉、山梨県の増富温泉、新潟県の栃尾又温泉などなどが有名です。

ラドン温泉はがんの治癒にも効果的とされていて、実際に末期がんが治癒した症例もあるそうな。

そのため、湯治にはがん患者の方も多く訪れます。

 

三朝温泉は高濃度のラドン含有量を誇る世界屈指の放射能泉ともいわれており、

ラドン温泉は38℃くらいの低温が多い中、42℃ほどの熱い源泉が湧くのは世界でここ三朝とオーストリアだけとも聞きました。

 

そんな三朝、岡山大学の研究では、三朝温泉地区のがん死亡率が極めて低いことも証明済みだそうです。

ふむふむ。

 

ちなみに、「ラドン温泉」と「ラジウム温泉」、どちらもよく聞くので違いが気になるところですが…

ラジウム=ラジウム鉱石に含まれる金属

ラドン=ラジウムが気化して生まれたガス

なので、元は同じもので状態が違うということのようです。

 

ラジウム温泉はラドンを含んでいる温泉のことで、

ラドン温泉はラドンガスの濃度が111ベクレル/ℓ以上の温泉のこと。

つまり、ラドン温泉の方が濃度が濃く、確実にラドンを吸収できるというわけですね!

 

ラドン温泉はお湯に入るのはもちろんですが、

蒸気浴で吸って肺から取り入れるのと

飲泉、つまりお湯を飲むことが効果的とされています。

なので三朝温泉のお宿はだいたいどこもミストサウナと飲泉場が付いている所が多いようです。


 

というわけで、うんちくはここまでで、温泉へGO~♨

 

すると早速お風呂の入り口に、飲泉湯が!

近くに湯呑茶碗が用意されてて、いつでも飲めるようになっています。

 

飲み方

「コップ1杯程度をゆっくり飲んでください」

と書いてあります。

「飲用すると胃粘膜の血流量が増えて、痛風および尿酸素質、リウマチ性疾患、慢性消化器疾患、慢性肝・胆道・膵疾患、糖尿病、気管支喘息に効果があります。

少しのぬめりとかすかな味がありますが、これはミネラルを豊富に含んだ三朝温泉の特徴です」

とのこと!

クセもなく、おいしくいただけるお白湯という感じでした(^o^)

 

そうそう、三朝温泉の発見には素敵なおはなしがあって…

源義朝の家臣・大久保左馬之祐が三徳山へお参りに行った際に、年取った白い狼を助けたところ、

その夜、妙見菩薩が枕元にあらわれ、使者である狼を助けてくれたお礼と言って、「この木の根株から湯が湧き出ている」と教えてくれたのだそうです。

それから三朝の湯はこんこんと湧いて、なんと今年で850年になるということです♨

ありがたや~

 

こちらがおんな湯の入り口。

深夜に男女の入れ替えがあるので、夜と朝で違うお風呂を楽しめちゃいます♪

 

どちらも広い回遊式のお風呂で、私は初日におんな湯だった方のが落ち着いてて好きでした。

お宿HPより拝借したお写真をいくつか…

 

 

たぶん全部がかけ流しではないのかな…?

でも、とってもいいお湯でした。そんなにクセもなく、露天ならずっと入れる感じ。

蒸気浴も入りました!

熱さも湿度もけっこうあったのと、私はせっかちな江戸っ子なので…(^^;)

あんまりたくさんは入れませんでしたが、しっかり浴びてきました~

 

 

そしてお待ちかね、お夕食タイム~

また全景の写真を撮り損ねました…

 

前も山陰に行ったとき思ったのですが、食べ物が本当においしい!素材の味がいいんですよね。

やはりきれいなお水と風と、そして日本海側の適度な湿度のおかげ…?

お魚はもちろん、鳥取和牛もおいしかった!脂乗ってて柔らかいお肉はよくありますが、味がいいんですよ!(何度も言うw)

小鉢のさんまのかば焼きもおいしかったな~

 

あと、お誕生祝いに鯛めしのお赤飯をお宿からいただきました!器がかわいい♡

これも!小豆ともち米がすっごいおいしくて、私の人生で食べたお赤飯史上ナンバー1!

母と「これはおいしいね~!」といただきました(^.^)

お腹いっぱい!ごちそうさまでした~

 

 

食後、お部屋に戻る途中でなんと…

猫の家族を発見!

まだちっちゃい子猫2匹ぐらいと、パパママかな?成猫2匹。

このお宿、立派なお茶室があって今は災害の影響で入室不可となっているのですが、

その軒下に暮らしているようでした。

 

温泉が湧いてるから寒さはしのげるのかな?

ちょっと心配ですが…保護もできないし…元気に育ってほしいです。

 

 

お部屋では、フロントで借りた本をパラパラ…

「放射線の不思議な生体作用」

岡山大学大学院(医学部)教授

医学博士・理学博士

山岡 聖典 著

 

私は知りませんでしたが、カリウムの一種が放射性でβ波を放出していて、食物摂取によって人間の体内には放射性物質があるので、私たちは多かれ少なかれ常に放射線を受け続けてるんですね。

私たちの祖先は海なのだというような話もあり、人間も宇宙・自然そのものだな~と改めて感じました。

 

 

さて、明日は晴れの予報なので…

とっても楽しみにしている「鉱泥湿布」体験をして、

浦富海岸の遊覧船と、鳥取砂丘で、大自然を満喫しに行きます\(^o^)/

 

次回、鳥取・三朝温泉旅行記【2日目】につづく

 

 

今日も最後までお読みいただきありがとうございました☆

 

 

三朝温泉のゆるキャラ

湯けむり怪獣 ミササラドン(有袋類らしいw)

 

 

 

 

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