私には「太りたいのに、太れない」という悩みがあります。
昔、それこそ思春期はちょこっと間食しただけでもプクプク太っていたし、30歳前半ぐらいまでは普通に太れていました。
が、それ以降はたくさん食べても、一時的に体重が増えることはあっても太れなくなってしまいました。
適度な筋肉と脂肪をつけるのが理想なのですが…
「痩せたい」とダイエットをがんばる人が多い中でこの悩みはとても打ち明けにくく、
羨ましがられたり、ときには嫌味と思われたりもするので、あまり触れない(&触れられない)ようにしてきましたが
いろいろセルフ人体実験で研究していると気付くこともあって、
知った情報は求めている人には届けたいので、このような記事を書くに至った次第です。
もちろんまだ研究途中なので、「これをやったら太れました!」という絶対的な改善策の提案ではありませんが…
同じ悩みの人が、それぞれ自分の原因や改善方法を考える上で、ヒントになれば嬉しいです。
目次:
- 糖質(甘いもの)=太る、には例外がある
- 高血糖時にインスリンが効かないと、太れない
- 世界初!インスリンの効きに関わらず、血糖値の上昇自体が筋肉減少につながるという研究発表
- 甘いものとの付き合い方を考える
- 筋トレや運動について
- まとめ
1. 糖質(甘いもの)=太る、には例外がある
実は、私と同じく太れない悩みを抱えてる人って少なくないんです。
お客さまの中でも、出産後に妊娠前より痩せてしまったという方や、
年齢を重ねて逆に太れなくなって困っている、という方もいらっしゃって
「健康的に太りたい」という願望を持っている人は一定数いるのです。
太ることができる人からすると、
「お砂糖や甘いものをたくさん食べればすぐ太るのでは?」と思うのではないでしょうか。
実はこれ、真実ではないんです。
というか、これは「インスリン」がちゃんと働くのが前提での話。
実際は、血糖値の上昇で逆に痩せてしまうケースがあるんです!
2. 高血糖時にインスリンが効かないと、太れない

インスリンとは、膵臓で作られる、太るためのホルモンです。
ブドウ糖を摂取して血糖値が上がったら、それを下げて血糖値を安定させたり、
余ったブドウ糖を脂肪(=中性脂肪)に替えて貯蔵する働きがあります。
しかし、このインスリンの効きが悪い(または少ない)と、脂肪を蓄えられない以外にも困ったことが起こります。
血糖値が高いときにインスリンが効かないと、ブドウ糖をエネルギーにできないので、
体内の脂肪や筋肉のタンパク質を分解して、エネルギーとして使うことになるんです。
これが、「食べても太れない現象」が起こる原因となってしまいます。
インスリンが効かない理由はいろいろあって、
・膵臓が小さくて分泌量が少ない(女性に多い)
・加齢、ストレスなどでうまく作用しない
などで、うまく作用しないケースがあるようです。
私は、現在のところは糖尿病と診断されたわけではありませんが、
インスリン抵抗性がある(=インスリンが効きにくい)という自覚がありますし、
炭水化物や甘いものばかり食べていても、太らないどころか筋肉が減っていく感じがします。(腸内細菌も荒れるし…)
実際に「糖尿病」でなくても、このような体感があるのなら、潜在的に糖代謝の問題が潜んでいるのだと思います。
また、糖尿病と言うとメタボや太っているイメージが大きいと思いますが、
近年では、2型糖尿病の痩せ型が増えていて、筋肉量の少ない女性で増えやすいことも指摘されています。
3. 世界初!インスリンの効きに関わらず、血糖値の上昇自体が筋肉減少につながるという研究発表
ここまで「太るためのホルモンであるインスリンが効かないから痩せてしまう」ということを説明してきましたが、
「インスリンの効きに関わらず、血糖値の上昇自体が筋肉の減少を引き起こす」
という今まで全く想定されていなかったメカニズムの研究論文を
神戸大学大学院医学研究科 糖尿病・内分泌・内科学部門 小川渉教授らの研究グループが2019年に発表しました。
メカニズムを簡単に説明するとこんな感じ↓
- 糖尿病でKLF15というタンパクが増えると筋肉量が減少してしまう。
- 血糖値が上がると、KLF15が分解されにくくなり筋肉に蓄積してしまう。
- 普段は、ユビキチンリガーゼというタンパクの仲間の1つであるWWP1が、KLF15にユビキチンを結合させることで分解を促進して、筋肉にKLF15が蓄積しないように保っているが、血糖値が上がるとWWP1の量が減り、その結果KLF15が分解されなくなってしまう。
インスリンの効きに関わらず、血糖値が上がること自体が筋肉減少につながるのなら、
もう、血糖値をなるべく上げない(乱高下を避ける)こと1択になってきますよね。
4. 甘いものとの付き合い方を考える

ということもあって、大好きなお菓子や甘いものを10日間控えるというチャレンジをこないだしてみました。
▶︎参考記事 『お菓子を食べない、10日間チャレンジの結果報告』
その10日間で筋肉量が増えたということはありませんでした(筋肉を増やすのは他の要因がいろいろあるし)が、
将来的に健康で若々しくいたいのなら、やっぱり必要なことだよな〜、と実感しました。
ちなみに、筋肉を増やすにはタンパク質が欠かせませんが、今回の記事では血糖値と太れないことの関連性を見ているので、タンパク質摂取についてはまた別の回で…
5. 筋トレや運動について
筋肉を増やして痩せすぎ体型を卒業するなら、やはり筋トレ!と思う方が多いと思います。
胃下垂もやはり運動で治る可能性がありますし…
私も6年前ぐらいに、パーソナルトレーニングに通って筋トレをしていた時期があるのですが…
- 体幹ができて腰痛がなくなった
- 血流が良くなって、むくみがなくなり見た目的にもなんとなくきれいになった
などのメリットがあった反面、
- ダンベルで手にタコができるので、セラピストという職業柄あまりたくさんできない
- 筋肉量や体重はほとんど変わらなかった
- 続けるのは(金銭的にもモチベーション的にも)むずかしく、私には永遠の健康プログラムとしては向かなかった
などの難点もありました。
もちろん筋肉量を増やすには手っ取り早いのですが、
無理しても続かないと意味がないので…
今は、クンダリーニヨガ(←好き)と、
2リットルのペットボトルをダンベル代わりにしての、スクワット&背筋・腕トレ
をしています。
あと、気候がよい時期にはランニングも行きます。
6. まとめ
太りたいのに太れない…
マイノリティな悩みゆえに、今回ご紹介した情報もあまり広く知られていないと思います。
将来的に、とくに筋肉量の少ない女性で、このような人が増えていくと指摘されているので、
そうなる前に、血糖値上昇のリスクがもっと広く浸透したらいいなと思います。
また、常に血糖値が高い状態にある現代人。
さまざまな不調の原因は糖質過多とも言われています。
糖尿病リスクはもちろんですが、
そこまで行かなくても、血糖値が不安定だと
食後にガクッと急に眠くなったり、
シャキッとしたいときに頭がぼーっとしてしまったり、
血糖値が下がってくると手が震えたり(低血糖状態)…
日常生活で悪影響を感じている人も多いのではないでしょうか。
私もまだ研究中ですが、一緒に健康を目指していけたら嬉しいです(^ ^)
今日も最後までお読みいただきありがとうございました⭐︎










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