赤ちゃんがママのおなかにいた頃のこと~胎内記憶のはなし

 

 

 

「胎内記憶」という言葉をご存じでしょうか?

 

文字通り、赤ちゃんがママのおなか(胎内)にいた頃の記憶のことで、

生まれておしゃべりができるようになった頃、当時のことを話し出す子がけっこういるのです。

 

おなかにいたときのことはもちろん、おなかに入る前(お空の上にいたとき)や、稀に前世にまで遡るケースもあり、これがなかなか興味深いのです。

 

もしかしたら「私の子も」という方もいらっしゃるかもしれません。

 

マタニティマッサージを受けに来てくださるママたちとも度々話題になるので、

この場をお借りして情報もろもろまとめて共有したいと思います(^^)

 

 

 

池川明先生

胎内記憶の研究の第一人者である池川明先生。

 

横浜市にある産婦人科「池川クリニック」の院長先生で、胎内記憶についてのご著書も多数。

 

以前こちらの本を読みました。

おぼえているよ。ママのおなかにいたときのこと

 

 

胎内記憶に関する情報発信のために開設されたご自身のホームページでは、

 

もともと池川クリニックのお産の原点は、

・妊娠中のお母さんの気持ちが赤ちゃんのその後の発育に影響する

・お産を楽にしたい

・育ったお子さんが立派な大人になるようにしたい

というものだったことや、

現在ではエピジェネクスとして語られるようになった、子どもの発育・発達は母親の胎内の環境に大きく影響する、という理論であったと語っており、

そこから胎内記憶について広める活動に至っているそうです。

 

池川クリニックは現在、分娩の取り扱いを終了。

池川先生は胎内記憶の研究、広める活動をされています。

 

Youtubeチャンネルも開設されているので、よかったらご参考に。

 

 

胎内記憶は数々の証言はあるものの科学的に証明できることではないので、なんとなく苦手…という人や、批判的な意見が出るのもわかります。

しかし、

「おなかの赤ちゃんがすでに意識をしっかり持っていて、ママをはじめ周囲の影響を受ける」と知ることが、

妊娠中から産後に渡ってもママの気持ちや健康状態を安定させたり、パパとの関係性を良好にさせたり、

赤ちゃんのよりよい将来につながるのだと考えると、やはり胎内記憶は広く知られた方がよい概念なんですよね。

 

 

胎内記憶のドキュメンタリー映画

映画「かみさまとのやくそく ~あなたは親を選んで生まれてきた~

 

胎内記憶を持つさまざまな子どもの証言などをまとめたドキュメンタリー映画で、先述の池川明先生も出演されています。

 

映画といっても大きな映画館で公開されるものではなく、全国各地で開催される上映会に観に行くタイプのもので、私も5年ほど前に観に行きました。

 

今は細かいところまでは内容(紹介例)を思い出せませんし、ドキュメンタリーなのでけっこう素朴な仕上がりではありますが…

いろんなケースがあるんだなぁ~、と興味深く観入ってしまったのはもちろん、

もともと目に見えない領域の話が好きなので、ちゃんと意味があって産まれるんだな、と自分の中で納得がいきました。

また、私の仕事であるマタニティマッサージ、施術では母体にフォーカスしがちですが赤ちゃんの想いまでくみ取れるような施術を心がけよう、と思えたりしました。

 

 

2023年には最新版「ママのおなかで笑っていたよ ~パパも育児上手になる魔法~」が完成し、

すでに上映会も各地で開催されています。

気になる方はぜひチェックしてみてください(^^)

 

 

お客さまの体験

私のお客さまの中にも、お子さまから生まれる前の記憶を聞いた、というお話をシェアしてくださったので、ご紹介させていただきます(^ ^)

 

①おなかの中の記憶。

 

「暗〜くて、あったかかった」

「ずっとそこにいたかったのに、引っ張り出された」

 

思わず微笑んでしまうのですが…

おなかの中、とっても居心地が良かったんですね。笑

 

 

②おなかに入る前の記憶。

 

「お空の上から見てて、地球を3回グルッとまわってママのおなかに入ったの」

なんと壮大なスケール!

胎内記憶の話を聞いていると、やはり生命って宇宙から来るんだな〜と思う証言にあふれています。

 

 

③すごくリアルな人間らしい記憶。

 

ある日突然、「本当は〇〇君のママに入ろうかと思ってたの」と言われたそうです。

 

〇〇君は、同じマンションに住んで同じ保育園に通う男の子。

でもお空の上から見てたとき、〇〇君のママは怒ってたか(すみません、詳細を忘れてしまいましたが…)何かちょっとした引っ掛かるポイントがあったそうで、

「それでママのとこ来たの!」と言われたそう。

 

ママは「え、じゃぁ〇〇君が私の子どもだった可能性があったってこと…?」と、ちょっと複雑な気持ちになったそうです。

 

いやはや、そんな上から見られてるなんて…

おちおち夫婦ゲンカもできませんな。笑

 

 

他にも、姉妹で生まれてきた妹が

「本当は私が先だったんだけど、お姉ちゃんが先に行きたいって言うからゆずったんだ」

とか、

 

すでに4人兄弟姉妹がいる中で、

「ママ、まだあと2人来るから」

と言われたとか、

親をギョッとさせるような発言もありました。

 

 

ちなみに、お子さんに胎内記憶を聞いてみるなら、

おしゃべりできるようになってすぐ、軽~く1回ぐらい聞くのがいいようです。

理由は、時間が経てば経つほど記憶が生まれてからのそれとごっちゃなってしまうことと、

何度も聞いたり、派手に喜ぶと、子どもはママやみんなを喜ばせるために(悪気なく)作り話をするようになってしまうことがあるからだそうです。

 

 

みんな生まれる環境を選んでいる!?

胎内記憶にまつわる本や映画の証言を見ていると、

お空の上からモニター的なものでこれから入るママや家庭の様子を見ていたという子どもが多いようです。

 

また、神様的な人が一緒にいて

「ここでよいですか?」と確認されるそうなのですが、

その神様が「大仏の姿」という証言もけっこうあります。

 

孫悟空で宇宙の果てまで行ったらお釈迦様の手だった、という話がありますが、

仏像のキャラクターって本当に存在するのかぁ~

と、ただただ驚くばかりです。

 

 

さて、このように子どもたちは「ここのおうちの子になる」と事前に決めておなかに宿るようですが、

池川先生の研究によると、子どもが親を選ぶ理由は主に3つあるそうです。

 

①優しそう、楽しそうだから

②可哀そう、困っていそうだから

③修行になるから、自己犠牲によって人類の発展につながるから

 

 

うまれる」というドキュメンタリー映画があって、

私はまだ観れていないのですが…

障害や虐待、死産など、重めのテーマを持って「生きる」というものに向き合う人々の姿を共有する内容です。

 

「子どもが親を選ぶ」という視点では、過酷な環境を選んできた子どもは

両親に成長してほしいから

むずかしい課題を背負うことで人類の成長を促している

と考えられるそうです。

 

胎内記憶の受け取り方は本当に人それぞれなので、厳しい現実と向き合わなければならないときに

その体験も必要があったからここに宿ったんだ、といわれても納得できない人がたくさんいるのは当然だと思います。

 

けれど、実際は胎内記憶について知ることで、

育児が楽しくなった

より責任感が持てるようになった

と語る親が優勢なのだそうです。

 

 

賛否両論はありますが、1つ言えるのは

それまでと全く違った視点で、妊娠、出産、子育て

そして命そのものについて、

考えるきっかけを与えてくれるということではないでしょうか。

 

 

今日も最後までお読みいただきありがとうございました☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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