みなさん、こんにちは(^.^)
前回「左足からスタートする理由」という記事を書きましたが、
今日も左つながりのお話。
妊婦さんの体勢「シムス位」について聞かれることがちらほらあるので、
くわしくお伝えしていきます。
シムス位はなぜ左下?
妊婦さんがほっと安心できる姿勢、「シムス位」
支えていたお腹をそっと大地にあずけると、
肩の力が抜けて、呼吸が深くなります。
19世紀にアメリカの婦人科医 J・マリオン・シムズ氏が考案したと言われるこの姿勢。
お腹を圧迫しないで、腰の緊張もやわらげる、
妊娠中の体にやさしい休息の姿勢です。
シムス位はうつ伏せに近い横向きで、上になった足の膝を曲げ、下の足は楽に伸ばします。
このとき、基本は「左下」が正解。
「なぜ左下なんですか?」と聞かれることがちらほらあるのですが、理由は
体の右側に「下大静脈」という大きな血管が通っているから。
右を下にするとこの血管が圧迫され、血流が滞ることがあるため、左下の方が安全なのです。
赤ちゃんに届く血液の流れも、穏やかになります。
まるで、ママの心臓の鼓動を近くで聞きたいとおなかの中の子が寄り添っているようですね(^ ^)

とはいえ、体勢は人それぞれ。
ずっと同じ方向だと痛くなってしまう方もいます。
「どちら向きが心地いいかな?」と、自分の体に聞きながら、寝返りを打ってあげてください。
ミリラッサのマタニティトリートメントでも、
右下や仰向けも織り交ぜながら、
その日の体調と「気持ちいいリズム」に合わせて行っています。
抱き枕なしでもできる、楽なシムス位のコツ
シムス位は、お腹が膨らみはじめる妊娠中期(16週)頃からがおすすめ。
抱き枕があればそれでOKですが、なければ大きめのバスタオルを丸めて、
腕に抱えられる位置と膝の下に置くとちょうどよいです。
お腹が潰れるように感じる方は、枕の位置を高くして、お腹周りのスペースを多めにとってみてください。
可能であれば、ふんわりやわらかめのマットレスにするのもよいかもしれません。
妊娠後期になると、抱き枕が大きすぎてお腹とぶつかることもあるので、
そのときは「2つに分ける」くらいのゆるさで大丈夫です。
シムス位でぐっすり眠るためのコツ
腕の位置
マタニティトリートメントのとき、よく耳にするのが
「左腕を、うしろに出すと楽なんですね!」
というお声。
おうちでシムス位をするとき、下の腕を前に抱えたままの方が多いようなのですが
これだと腕の付け根が圧迫されて痺れたり、首の力が抜けず、リラックスできません。
うしろに出して解放すると、肩の力も抜けて
お腹も自然な向きで大地にあずけることができるので、ぜひお試しください。
アロマの香りでリラックス

マタニティトリートメントのときは、お顔の近くに、お好みのアロマの香りを置いて芳香浴もお楽しみいただきます。
みなさん、「癒される〜」とリラックスのご様子。
自宅でアロマを使うのはハードルが高い気がしてしまって…
というお声もよく耳にするのですが、
実は、精油1本とティッシュ1枚だけあれば簡単に楽しめます♪
妊娠中に使っていいアロマは?と悩む方もいらっしゃいますが、
芳香だけなら、精油の成分はほぼ脳に行くので、胎盤を通じて赤ちゃんの方へ行ってしまう心配もありません。
妊娠中におすすめな香りは、
- オレンジやグレープフルーツなどの柑橘系
- フランキンセンス(昔から儀式にも使われる神聖な樹脂の香り)
- ローズマリーやユーカリ(スッキリ・シャープな香り)
- ゼラニウムやイランイラン(甘めのお花系)
- ネロリ(やさしく爽やかなお花の香り)
など…
ティッシュにちょんと垂らして、お顔の近くに置いたら、
呼吸が深まり、リラックス…
きっとぐっすり眠れます(´-`)
完璧な姿勢を探すよりも、
「この姿勢、気持ちいいな」と感じる時間を増やしてみてください。
それが、あなたと赤ちゃんにとって一番やさしい「シムス位」なのです(^ ^)
妊娠中のリラックスには、マタニティトリートメントもおすすめ

記事を書いた私は、茅ヶ崎のアロマサロン「ミリラッサ」の店主です(^ ^)
妊娠中の肩こり、腰痛、むくみなど
お疲れやストレスが溜まったときには、マタニティトリートメントもおすすめです♪
アロマの心地よい香りに包まれながら、至福のひとときをお過ごしいただけます。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました⭐︎










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