さてさて、また新たなブレンドができましたよ〜
今回はまず、「レモンをメインにしたい」というのが一番にありました。
そもそも柑橘系って、おなじみの香りだからお客さまもほとんどの方が好まれるし、
いつでも受け入れられて、私も大好きではあるのですが…
言い換えると、日常で簡単に遭遇できてしまう無難な香りでもあるわけで…
ブレンドのとき、調和を取ってくれる「ブレンドエンハンサー」として使うことはあっても
柑橘をメインにブレンドする、というのは
あまり考えたことがありませんでした。
ありきたりな感じで想像も容易にできてしまうし、
せっかくこんなにたくさん種類がある精油をブレンドするならもっと幅を広げたい!と思うからこそ
敢えてメインにしたくなかった…
けど…
レモンのことを調べてたらけっこう独自性があるし
香りも改めて「良い!」と思ったので、
「柑橘系」とまとめず、「レモン」にフォーカスする!
というのを条件に作ってみることに。
ここで一応、レモンの効能をおさらい。
身体的には…
・リンパの循環を促進(むくみやセルライトに◎)
・殺菌作用(風邪や喉トラブル、感染症の予防に◎)
・疲労回復
・関節痛
・しもやけ
etc…
また、
思考を明晰にして、集中力や記憶力を高める作用があるのもよく知られています。
そして精神・感情に対しては、
【ポジティブな特質のための働き】
喜び、認識、集中、生き生き、自覚、強さ、感情的に活気がある、思考の明瞭さ etc…
【ネガティブな特質を改善するための働き】
恨み、抑圧された、怒りっぽい、無感動、惰眠性、ユーモアがない、優柔不断、不信、ストレス、恐れ etc…
そして今回は、レモンとも相性の良い「イランイラン」を混ぜたくなり、
これら2種類をメインにブレンドすることにしたのですが…
このとき読んでいたのが、またまたこの本
「フレグラントマインド」(くわしくはこちらのブログにて)の、
「自責」の項目でした。
そして、ちょうどレモンとイランイランが自責をやわらげる精油に入ってたのです!
ブレンドができるのは、いつも偶然の重なり…
いつも、なんとなく直感で「今回はこれメインにしたーい」と選んでる精油も、
ちゃんとそのとき必要な意味があって選んでると私は思ってるのですが…
今回もハッとさせられました。
「自責」
つまり「自分を責める」ということ。
大いに心当たりがあります…!笑
自分も含め、日本人女性はとくに自分を責めがちな人が多いように思います。
「あーまたこれができなかった、ダメだな私」
「これをしてない(してしまった)のは自分のせいだ」
と、なかなか自分にOKを出さない、厳しすぎる…
なんてことないですか?
自責の念は、反省したり謙虚に生きるのになくてはならない要素ですが、
多すぎると、いつまで経っても自分を認めてあげられなくて、
なかなか自分を愛すことができなくなってしまいます。
レモンやイランイランは、そんな気持ちをやさしく刺激して、
南風のような喜びや楽しさでやわらげてくれる気がします。
…前置きがかなり長かなりましたが、今回のブレンドはこちら。
レモン
レモングラス
イランイラン
カモミールローマン
ユーカリ(またはスイートバジル)
レモンは香りが弱いので、似た香りで補強するとよいのですが、
オレンジやベルガモットだと「柑橘!」という感じになってしまうので、レモングラスで「レモン感」を大切に。
カモミールローマンも自責の項目に入ってて、香り的にも合ったので採用。
あと、少し葉から抽出されたものを加えたく、ユーカリかスイートバジル…
どっちも◎ですが、今の気分はユーカリです。
今回のブレンド、甘さと薬草っぽさのバランスがとても良く、
個人的にはすごくスーッと入ってきて大好きなブレンドに仕上がりました♡
自責の念が強いからでしょうか…?
ちょっと複雑…笑
いつも、がんばって努力しなきゃ!というとき、
「でもギリシャとか地中海の温暖な地域には、『働きすぎは悪』とする考えがあるんだよね〜
同じ地球なのに、住むところが変わるとこうも違うのか〜」
とか、ぼんやり考えることがあります。
つまり、普段私が持ってる「ネバ・ベキ」の考えって、幻想なんですよね。
「私が決めてるルール」というだけ。
そのルールに当てはめて、自分を責めて凹んだりするなんて、なんだかおかしいですよね。
それががんばる原動力になるなら良いけれど、バランスを崩すと「今ここ」に生きる楽しみや幸せから遠ざかってしまいます。
自分のルールで自分を責めて苦しくさせてないか?
常にチェックしてないとな〜と、改めて思いました。
ハッ…!
また話が壮大になってきてどんどん逸れて行きそうなので、今回はこの辺で…
お読みいただきありがとうございました!
次回もお楽しみに♪
人生ケセラセラ〜
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