今日はとてもセラピスト的なお話(^.^)
「マッサージを、どこから始めるか?」
足つぼ(リフレクソロジー)だと「左右どっちから?」ですが、
全身の場合は「背中から」という選択肢も出てきますし、
セラピストさんによっても違います。
いろんな理論(良さ)があっておもしろいんです。
東洋医学的には左足から
まず、足つぼの観点なので背中は入らず、足のみというのが前提で…
左足から始める場合。
これは、東洋医学の陰陽五行説がもとになっていて、
左右をこのように分けられます。
左…陽に向かう流れ 右…陰に向かう流れ
そして足つぼの反射区は、このように位置しています。
左足に心臓(血液循環) 右足に肝臓(解毒)

つまり、左足から行うということは
まず、血液循環を担う心臓を整えて血流を良くしてから
解毒を担う肝臓で老廃物の処理を行う、
という、まず陽の氣を高めることにフォーカスしているのです。
血管でいうと、先に動脈の流れを助けているということですね。
静脈…二酸化炭素や老廃物を回収して肝臓・腎臓などに向かう血液の通り道
動脈…心臓から出て酸素や栄養を運ぶ通り道
西洋式では右足から
対して、西洋式のリフレクソロジーは右足から始めるようです。
これは、心臓に負担がないよう一番遠いところから始めるためや、
腸の流れ(反射区)だと右から始めるのが自然、という理由があるそうです。
マッサージも痛みが少なくマイルドな西洋式らしい理論ですよね。
その他の理論
以下は、私の個人的な考えによるその他の理論です。
そして、オイルトリートメントで全身を行う(背中も入ってくる)前提の話になります。

緊張をゆるめる、という視点から
手がお肌に直接触れる、ということを考えると、
いきなり背中からだとちょっとビクッとさせてしまう場合があるので
序章として足から入るとリラックスが深まるのかな、と思います。
施術をする側(セラピスト)からしても、クライアントさんの体が脱力して
「まな板の鯉」状態の方が、断然施術がしやすいんですね。
足から入って、緊張がほどけた頃に背中に入る方が、
よりお体を(心も♡)ゆるみやすいような気がします。
足の左右については、日本人は右利きが多いせいか、
右足の方が筋肉が多い人が多い気がするのと(私の経験則)
下大静脈が右にあるせいか、右足の方がむくみも多い気がしてて…
(筋肉多いのになぜ?ですが、、)
緊張をゆるめる、という視点だと
左の方がもともと力が抜けやすいような気がするので、左足からが良いのかも。
まず肩こりをほぐす、という視点から
やはり、肩こりがつらい!という方が一番多いので…
おつらい箇所を真っ先にほぐす、という視点だと背中からになります。
マッサージに慣れてて、まったく緊張感もない方とかは
「背中に手を触れてもらうと、ホッとします〜」
とおっしゃってくださいます。
結局、どこから?
結論、いろんな理論があって、
それぞれの考え方で、絶対これがいい!というのはないんですよね。
多様性!いいですね〜(^.^)
ちなみに、私はどうしてるかというと…
今は基本的には左足から行います。
(そのときの感じで背中から入る場合もありますが)
以前は背中からだったので、
また変わるかもしれませんが…(´v`)
セラピスト・クライアントさん、
ともにリラックスしてゆるめるのがゴールです。
今日も最後までお読みいただきありがとうございました⭐︎










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