アロマブレンドをしてる人はみんな
「ブレンドはアート」
と言いますが、
本当にその通りだな~と思います。
センスとか直感がとても大事な作業です。
それぞれの精油を単体で嗅いでももちろんいい香りなのですが、
いくつかが合わさったときの、なんともいえない「まとまり」にすごく魅了されます。
セラピストは長年やってきたし
なろうと思ったきっかけもエッセンシャルオイルの香りでしたが
ブレンドというものをしっかりやろう!と腰を据えたのは茅ヶ崎サロンをオープンしてからなので、まだまだ初心者。
試行錯誤の連続です。
でもそれが楽しいかったりするのですが…
私がブレンドを考えるときは、だいたい2種類の精油で
「これとこれ合わせて作ってみたい!」という組み合わせがまず浮かびます。
その2つをまず嗅いでみて、
どんな仕上がりが似合うだろう?とイメージをふくらませて
精油が全部で5種類ぐらいになるようにまとめていきます。
最初は本当に適当に、直感でパパッと選んで、
香りの相性や、ノートを調整して組み替えたりしていきます。
ノートとは、香りの重さ加減のことで
トップ
トップミドル
ミドル
ミドルベース
ベース
に分けられます。
例えば柑橘系はトップノート。
一番最初にパッと香りますが、消えるのも早く、サッと飛んでフェイドアウトしていきます。
逆にベースは一番重くて、
最初はあまり存在感がないのに、途中から他の香りが飛ぶにしたがってどんどん姿をあらわします。
例えばパチュリーやベチバーなど。
その中間がミドル。
さらにそれぞれの中間にトップミドル、ミドルベースがあります。
ところで、ブレンドはアートと言いましたが
ロックバンドに似てるな…とよく思います。
別にロックじゃなくてもいいし、オーケストラでもいいのですが…
人数的にもイメージ湧きやすいので…
(ちなみにイエモンとピンクフロイドとラクリマクリスティが好き。爆)
トップ= ボーカル
トップミドル= ギター(1st)
ミドル= ギター(2nd)
ミドルベース= ベース
ベース= ドラム
香りのノートとはもちろんすべての概念が重なるわけではないですが…
組み合わさって一つの曲になったときの感動ってありますよね。
私は吹奏楽部だったのですが、
あれも「演奏すること」自体より、「みんなで合わせたときの感動」が何よりの醍醐味でした。
合わせてみるまで全体像がわからない、というのがおもしろい。
それと、創作活動は何でもそうなのかもしれないですが
「偶然性」がとっても大事な気がします。
「オートマティスム」という、思考ではなく無意識を使って創作する手法があります。
(自動筆記とかもその部類)
私は思考を使うことに慣れ過ぎてるため逆に難しかったりするのですが、
頭を空っぽにして天に身を預けたような状態で創作すると、思いもよらなかった作品ができる
…というようなことです。
アロマブレンドについて言えば、実はこれにけっこう助けられてるというか、
なにげなく選んだ数本が、図らずもそのとき求めているテーマに偶然つながってて
良いブレンドが完成する…という具合。
逆に言うと、先にテーマをガチッと決めてからそれに合わせて精油選びをすると
あんまりおもしろくならない…
身体の症状に合わせて作るときなどはそれでも全然よいのですが、
精神のために作るときなんかは、なんにも決めてない方がよかったりします。
まだまだ実践が足りないのですが、
もっと直感・右脳・潜在意識などなど…
この辺の無意識を使ってよい作品(ブレンドも絵もなんでも)が作れるようになりたいなぁ~
今回はなんだかまとまりのない記事になってしまいましたが…
ここで唐突に終わります。笑
お読みいただきありがとうございました(^.^)
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