皆さんは早起きが得意な朝型でしょうか?
それとも夜更かしが好きな夜型?
いつからか「朝活」や「モーニングルーティン」という言葉が流行り出し、
早起きして朝を有意義に過ごすことが当たり前のように良しとされていますよね。
早起きできないとちょっと怠け者のようなイメージもあったり…
夜型の人が朝型になるための方法などもたくさん出ているので、努力でリズムを変えようとチャレンジする人も多いと思います。
しかし実は…
朝型か夜型かはすでに遺伝子で決まっていたんです!
2017年にはサーカディアンリズム(概日リズム)を生み出す時計遺伝子の発見にノーベル賞が授与されました。
また、「The Power of When」の著者であるマイケル・ブレウス博士は
クロノタイプ=個人の体内時計のタイプ
を知り、それぞれに合った1日の過ごし方をすることを推奨しています。
クロノタイプは基本的に4つのタイプ(ライオン、クマ、オオカミ、イルカ)に分けられており、それぞれ異なったリズムを持っています。
面白いのが、睡眠時間や集中できる時間帯のことだけでなく、性格まで分類されていること!
たしかに言われてみれば、日照時間が気分に影響することなどを考えても体内時計で性格が分かれるのは納得ですね。
以下に4種類をまとめました。
4つのクロノタイプ
①超朝型のライオン
日の出とともに目覚めて早朝から活動するのが得意。午前中に高い集中力を発揮できるが夜は早めに眠くなる。
昼寝ができない人も多い。
性格は楽観的で行動力があり、現実的な考えもできるため経営者やリーダーに向いている。
・集中力の高まる時間…8:00〜12:00
・コーヒーを飲むのに適した時間…8:00〜10:00、14:00〜16:00
・運動に適した時間…17:00
・理想の睡眠時間…7時間以上
・全人口の15〜20%
②朝型のクマ
太陽のリズムとほぼ一緒に活動。午前中から昼にかけて一番元気で、午後から夕方にかけて次第に疲れてくる。
性格は親切で共感能力が高く人当たりも良いが、初対面の人や新しい場所では緊張しやすい。
一般的な会社や学校のタイムスケジュールに合わせやすく、一番多いタイプ。
・集中力の高まる時間…10:00〜14:00
・コーヒーを飲むのに適した時間…9:30〜11:30、13:30〜15:30
・運動に適した時間…7:00〜12:00
・理想の睡眠時間…7時間以上
・全人口の50%
③夜型のオオカミ
朝は苦手で午後からやっとエンジンがかかり始め、日暮れから夜に集中力のピークを迎える。
クリエイティブでアーティスト向き。一般的な生活時間に合わせるのに労力を要するので自由なスケジュールで働ける環境が合う。
気分屋で良くも悪くも感情に従って行動しやすい。
・集中力が高まる時間…17:00〜0:00
・コーヒーに適した時間…12:00〜14:00
・運動に適した時間…18:00
・理想の睡眠時間…7時間ぐらい
・全人口の15〜20%
④超夜型のイルカ
かなりの夜型でショートスリーパー。最も少ないタイプ。
基本的には夜型だが起きている時間が長いため午前中に活動的になることもある。
知性的で研究者気質。完璧主義者でもある。神経質で注意深いところがあるため繊細になりがちで、初対面はとっつきにくそうと思われることも。
・集中力の高まる時間…15:00〜21:00だがこれ以外の時間もある。
・コーヒーを飲むのに適した時間…8:00〜11:00、13:00〜14:00
・運動に適した時間…7:30(午前)
・理想の睡眠時間…ショートスリーパーで短く6時間ぐらい。眠りも浅い傾向。
・全人口の10%
以上が基本的な4タイプの特徴です。
もっと細かく5〜6タイプまで分類するクロノタイプもあるようです。
また参考にする媒体によっても内容に少しずつ違いがありますし、必ずどれか1つというわけではなく複数のハイブリッドという場合もあるので、だいたいの参考として考えていただければと思います。
クロノタイプ診断で自分のタイプを調べる
「クロノタイプ診断」で検索するといろんなサイトで自分が何タイプか知ることができますよ(^-^)
いくつかのサイトでやってみるとより正確なことがわかるかも。
下記は参考までに…
DaiGoのクロノタイプ診断(4タイプ)
こちらも簡単でおすすめ↓
自分を知るということ
ちなみに私は基本オオカミタイプですが、HSPのため睡眠時間は最低でも8時間半ないとダメな上に、お昼寝も必要です…(-_-)
また最近は歳のせいか前よりは朝起きれるようになり、朝の気持ち良さも好きなので、
朝は一旦起きて掃除や洗濯・思考の整理・簡単な事務作業などと、できればお散歩して太陽を浴び、
仮眠を取って、午後から本格的に書き物やお絵描きなどクリエイティブなことに没頭するのが理想です。
(セラピストの仕事がなかった場合の想定です)
名前に「夜」という文字が入っているのが拍車を掛けているかはわかりませんが、昔からずっと夜に机に向かって作業するのが大好きでした。
なのに、なんとなく朝活とかできた方がかっこいいし、やってみたい!と頑張ろうとしていた時期もありました。
けれどことごとく失敗…
いつも自分を責めて終わるのでした。笑
今思えば、遺伝子に抗ってたのだからうまくいかなくて当たり前ですよね…(^_^;)
ところで、
クロノタイプもそうですが、最近はMBTI診断や、LGBT、HSP、ADHDなどなど…
自分が一体何者なのか?
世の中の「普通」から外れているように感じる自分の特徴が何なのか?
カテゴライズされて自分でわかるようになってきましたよね。
このカテゴライズを嫌う人もいるので一概に良いとは言えないのですが、
個人的には、今まで「あーなんで自分ってみんなと違うんだろう…」と人との違いを全然活かせずにいたところ、
「アナタはこういうタイプだからその特徴を持ってて、それは個性なんですよ!」
と自分の所在がハッキリして、すごくスッキリしました(^o^)
まるで光を与えられたような気持ちになって、今まで持て余していた自分の特徴に誇りを持てるようになったのです!
そうなってくると、自分に合わないことをするのがいかに効率が悪くて必要ないことかもわかってくるので、より自分のやるべきことに集中できるようになります。
自分が不得意なことは必ず得意な誰かが別にいるし、結局、このように生きることが全体に取ってもバランス良いんですよね。
今では、自分が心地よく得意なことに没頭できるようリズムを調整するのがだいぶ上手になってきたと思います。
今回はクロノタイプについてお伝えしましたが、
日頃ちょっと生きにくさを感じている人がいましたらぜひ、自分がどんなタイプでどう生きることが心地よいのか、深く掘り下げてみて欲しいです!
今日も最後までお読みいただきありがとうございました⭐︎
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