妊活中~妊娠中のつわり対策、産後の記憶力アップにも!ココナッツオイルがオススメ

 

 

 

10年前ぐらいにブームとなったココナッツオイル。

当時もつまみ食い程度に取り入れてはいたものの、そこまで必要性を感じなくてやめてしまったのですが…

 

3ヶ月ぐらい前から再び(今度は真面目に!)摂っていたところ、「これは良い!」と実感しています。

 

たぶん、10年前はまだ糖質でエネルギーを作れてたし若かったから、効果をそんなに感じなかった(必要なかった)のかもしれません。

 

私事ですが先日39歳になりまして、

だんだん(36歳ぐらいから)細胞の老化を実感し始めているお年頃…

糖質を摂ってもあまりエネルギーになってる感覚がなく、むしろ細胞が弱らせる感じがする。

そのせいか、甘いものも以前と比べると驚くほど欲することが減りました。

 

タンパク質が大事なのは言うまでもありませんが、最近、良い脂質が足りてないんだ!と実感することがいろいろあり…

ココナッツオイルを摂ったらなかなかいい感じで、知れば知るほど現代人に必要だな~と思ったので、まるっとまとめました。

 

何より、「ココナッツオイルにたくさん含まれる中鎖脂肪酸は、厳しい糖質制限をしなくてもケトン体を生成するのに役立つ」というのが最大のポイント!

これから赤ちゃんが欲しい妊活中の方やつわりに悩む妊婦さん、産後ママにもオススメ!なので…

マタニティセラピストとして、そこも詳しくお伝えしたいと思います(^ ^)

 

 

 

目次

  1. なぜココナッツオイル?私がおすすめする3つの理由
  2. ココナッツオイルの特徴と、中鎖脂肪酸のすごいところ!
  3. ココナッツオイル摂取で私が実感してること
  4. ココナッツオイルのおすすめの摂り方
  5. まとめ

 

 


1. なぜココナッツオイル?私がおすすめする3つの理由

①すぐエネルギーになる

ココナッツオイルに60%も含まれる「中鎖脂肪酸(MCT)」は、消化・吸収されるときに消化酵素いらずで、小腸から門脈を通って直接肝臓へ運ばれるため、即!エネルギーになります。

 

これは私が一番感じているココナッツオイル効果です!

とくに朝、ごはんをほとんど食べなくてもココナッツオイルを摂るだけで、満腹感のような、エネルギーチャージできた!という感覚があります。

そのまま何も食べずにお昼まで仕事してても大丈夫なのです。

 

また、すぐに分解されるため、中性脂肪として蓄積されにくい(=太りにくい)のも特徴です。

 

②記憶力アップに◎

先述の中鎖脂肪酸は、ブドウ糖に代わるエネルギーの「ケトン体」を作り出すのに役立ちます。

(ケトン体についてくわしくは別記事でお伝えしたいので、ここでは簡単に説明します)

 

このケトン体、今まで医師・医療従事者の間で「良くないもの」とされてきたのですが、

近年の研究により、糖尿病やガン・うつ病・アトピーなど…

あらゆる病気の予防に役立つことがわかり、数年前からすごく注目されています!

 

ケトン体は脳の重要なエネルギーでもあり、記憶力や認知症の改善にも効果が期待されていて、

アルツハイマー病や脳血管障害、パーキンソン病などにも有効で、改善例もたくさん報告されているのです。

 

実は生活習慣病をはじめとする現代の病気のほとんどの原因は、糖質過多による隠れ栄養不足!

ブドウ糖は摂り過ぎることで血管や細胞を傷つけてしまいますが、ケトン体のエネルギーを使うことでそれを防げるのです。

 

そして通常、ケトン体は厳しい糖質制限をして飢餓状態にならないと発動されないのですが…

ココナッツオイル(中鎖脂肪酸)を摂れば、そこまで糖質制限しなくてもケトン体を作れるのです!

 

冒頭で少しづつ老化を実感し始めたと述べましたが、その中の1つに「記憶力の衰え」があります。

とくに短期記憶が弱くなりました。

子どもの頃は神経衰弱をしても、なんで大人がカードの場所を覚えてられないのか全くわからず、いつも圧勝だったのに…

 

しかも、もし今後出産するとしたら…(全然未定ですが。笑)

産後は「記憶力が一気に悪くなった!」という話をあちこちで聞くので、実験的に今から備えておきたいというのがあります。

もし出産しなくても全く損にはなりませんし(^^)

 

③つわり対策にも◎

なぜココナッツオイルがつわり対策におすすめなのか?

これにはまず、つわりとケトン体の関係について説明しなければなりません。

つわりとケトン体の関係

今までは「胎児、新生児はブドウ糖で生きている」とされてきましたが、近年、胎児のいる環境には大量のケトン体が存在すること、胎盤には基準値のなんと30倍ものケトン体があって、赤ちゃんはケトン体で生きていることの可能性が明らかになりました。

 

妊娠してまず胎盤を作るときにケトン体が大量に必要なのにも関わらず、糖質に偏った現代の食事ではうまく作ることができません。

先述の通り、本来ケトン体はブドウ糖を断って飢餓状態になったときに自然に発動するエネルギーなので、ほとんど何も食べられない状態にすることで強制的にケトン体を作り出そうとします。

これがつわりのメカニズム。

つまり…

つわりは母体がケトン適応するために起こっていたのです!

 

そのため、糖質中毒に陥っていた人やケトン体を作るまで時間がかかる人にとっては、症状も重く出るため、つらい期間となってしまいます。

そうならないためにも、事前に(妊娠前から)ケトン体を作れる体を準備しておくことで、つわり症状の予防が期待できるということなんです。

 

ここでやっと、ココナッツオイルの出番!

先述の通り、ココナッツオイルなら極端な糖質制限をしなくてもケトン体を増やせる(&相乗効果で糖質を減らせる)ため、普通のごはんもしっかり食べられて無理がなく、妊活・妊娠中の方にもオススメというわけです。

 

ちなみに、新生児のエネルギー源もひきつづきケトン体が大きいので、産後もぜひ取り入れたいところであります。

 

 

ココナッツオイルには中鎖脂肪酸が豊富で、中鎖脂肪酸によってケトン体を増やせるため、あらゆる健康の役に立つということがおわかりいただけたかと思います。

 

ちなみに、ケトン体については「ケトジェニックダイエット」というダイエット法として耳にしたことのある方が多いのでは?

もちろんケトン回路になると脂肪をエネルギーにできるため、ダイエット効果もあります。

が、あくまで私が取り入れたい理由は先述の3つ!

 

 


2. ココナッツオイルの特徴と、中鎖脂肪酸のすごいところ!

1章で少しむずかしいキーワードも出てきたので、もう少し深堀りしていきたいと思います。

最近はオイルの種類もいろいろあって、分類が複雑ですよね…

わかりやすく説明していきます。

 

その前にまず大前提ですが…

ココナッツオイルとパーム油は違いますのでご注意を!

同じヤシ科ですが、ココナッツはココヤシから、パーム油はアブラヤシから採れます。

パーム油を大量生産するために行われるプランテーションが環境破壊の問題になっているのは、ご存じの方も多いはず。

また、パーム油は食用だけでなく工業用にも使われます。

安価ですが、劣化が早いため輸送時に大量の添加物が使用されていて発がん性も確認されており、ポテトチップスやカップ麺、ファストフードなど、パーム油を使った食品には注意が必要です(>_<)

 

特徴① とても酸化しにくい

すべてのオイル(=脂肪酸)はまず初めに、下記の2つに分けられます。

【不飽和脂肪酸】…まだ酸素と結びつくすき間がある =酸化しやすい

【飽和脂肪酸】…酸素と結びつくすき間がない(すでに飽和状態) =酸化しにくい

 

ちなみに、「酸化」というのはサビている状態のことで、サビたオイルは細胞にダメージを与えてしまい、ガンの原因になったりします。

ココナッツオイルは最初の大分類で飽和脂肪酸に属すので、とても酸化しにくいということになります。

 

特徴② 中鎖脂肪酸(MCT)をたくさん含む

オイルは不飽和 or 飽和の分類につづいて、さらに主成分が下記の2つに分かれます。

【中鎖脂肪酸】…ココナッツオイルや母乳、牛乳にも含まれる

【長鎖脂肪酸】

・牛脂・ラードなど

・ごま油、亜麻仁油、えごま油、EPAなど【多価不飽和脂肪酸】

・オリーブオイルなど【一価不飽和脂肪酸】

一価 or 多価というのは、酸素と結びつくすき間がいくつあるか(1つか複数か)の違いです。

 

ちなみに…

よく耳にする「オメガ」いくつというのは、「酸素と結びつくすき間が鎖の最後から数えて何番目にあるか」を表していて、数字が小さいほど酸化しやすくなります。

例えば、亜麻仁油やえごま油はオメガ3。非常に酸化しやすいので加熱は基本的にNG。

では、ココナッツオイルはオメガいくつ?

答えは、そもそも飽和脂肪酸(酸素と結びつくすき間が1つもない!)ので、オメガいくつとかがないんです。

どれだけ酸化しにくいかがよくわかりますよね。

 

ココナッツオイルのデメリットは?

良いところがたくさんあるココナッツオイルですが、デメリットは何でしょうか?

それは、摂り過ぎると体脂肪となってしまう(=太る)ということです。

ココナッツオイルに含まれるのは中鎖脂肪酸が約60%、残りは長鎖脂肪酸です。

長鎖脂肪酸は摂り過ぎると中性脂肪として貯蔵されるので、ダイエット中の人は注意が必要です。

摂取の目安は1日大さじ1~2杯ほど。

また、中鎖脂肪酸だけを抽出したMCTオイルなら、むしろダイエットの強い味方となってくれます。

 

 

…さて、長鎖脂肪酸と中鎖脂肪酸は、脂肪酸の分子がつながった鎖部分が長いか短いかの違いを表すのですが…

この中鎖脂肪酸(MCT)がすごいんです!

 

中鎖脂肪酸のすごいところ!

MCTとも呼ばれている中鎖脂肪酸。

ココナッツオイルには60%も含まれていますが、そこからさらに中鎖脂肪酸だけを抽出したオイルがMCTオイル。近年ケトジェニックダイエットのブームでご存じの方も多いのではないでしょうか?

この中鎖脂肪酸(MCT)には、下記のような特徴があります。

 

①ケトン体の生成に役立つ

中鎖脂肪酸を日常的に摂ることで、厳しい糖質制限をしなくてもケトン体を作りやすくなります。

ケトン体は、糖尿病やガン・うつ病・アトピー・認知症などなど…

さまざまな病気の予防に役立つ可能性があります。

(ケトン体については長くなるので別記事にて!)

 

②すぐエネルギーになる

先述の通り、中鎖脂肪酸は消化・吸収されるときに消化酵素いらずで、小腸から門脈を通って直接肝臓へ運ばれるため、即エネルギーになります。

モグモグ食べて消化して、満腹感があって、眠くなって…なんていうプロセスなしで、充電できます。

すぐ分解されるため、長鎖脂肪酸のように中性脂肪として貯蔵されることもなく、太りにくいのも特徴です。

 

③抗菌・抗ウイルス・抗真菌作用がある

中鎖脂肪酸に含まれる「カプリル酸(C8)」「カプリン酸(C10)」「ラウリン酸(C12)」には、分解されるときに抗菌・抗ウイルス・抗真菌作用が活性化されることがわかっています。

中でもラウリン酸は高い抗菌作用と免疫力に優れ、母乳にも含まれていて、産まれたばかりの赤ちゃんを守ってくれると言われています。

ところでココナッツオイルを摂っていたら、母乳の質も上がるのでしょうか…?

研究がされているかは不明ですが、自分のときには実践してみたいと思ってます。

 

また、ラウリン酸が分解されて生まれるモノラウリンという物質は、悪玉菌を胎児し善玉菌を活性化させて、腸内環境を整えてくれます。

 

さらに、女性に多いカンジダ症は真菌が原因ですが、ココナッツオイルにはカンジダ菌を抑制する作用もあるため改善が期待できるとのことです。

 

 


3. ココナッツオイル摂取で私が実感してること

①満腹感もあってエネルギーが長く続く

朝ごはんはもともとそんなにたくさん食べられないのですが、やはり少ししか食べないと活動し始めて3時間ぐらいでお腹が空いてきてしまいます。

それが、朝食にココナッツオイルを摂るとエネルギーが長く続くのがわかるんです!

血糖値も安定するためお腹もそんなに空かないし、シャキシャキ動けます。

 

いろいろ食べると消化・吸収に時間もかかるし、胃腸が働く分疲れます。

人によってはだるくなったり眠くなるときもあると思います。

それがココナッツオイルなら直接肝臓に行って即エネルギーになるため、効率がいい!

とっても省エネなんです。

 

②糖質の摂取が減った & ③お通じがいい感じ♡

ココナッツオイルを摂り始めてからは満腹感もあるので自然に炭水化物を摂る量が減っていました。

日本人はお米を食べると腸内細菌が増えます。

うんPのほとんどは腸内細菌の死骸なので、お米を食べるとお通じが増えるし、私の場合はお米を摂らないと便秘がちになってしまうのですが…

にもかかわらず、質の良いお通じがちゃんとあります。

 

これは全く期待していなかった恩恵です。

ラウリン酸の腸内環境を整える効果でしょうか?

 

あと以前、腸内が乾燥してるからオイルを日常的に摂った方がよいと言われたことがあるのですが、

ココナッツオイルで乾燥が改善されたからというのもあるかも…?

 

また、同時に砂糖を控えるようにもしていて、砂糖は腸内の悪玉菌を増やしてしまうのでそれがなくなったことも大きいかもしれません。

 

④夜摂ると、夢を見やすくなる

子どもの頃はあんなに毎晩夢を見ていたのに、大人になってから夢を見る機会が減ったという方、少なくないんじゃないでしょうか?

これ、私は以前から脳の老化だと思ってて…

夢を見ること自体が良いかは置いといて、脳の若さの目安になると考えています。

 

脳の60%は脂質、40%はタンパク質でできているって知っていましたか?

つまり、脳はほとんどが脂肪なんです!

脳の神経細胞をシナプスがつないで情報伝達が行われますが、これには莫大なエネルギーを必要とします。

そして脳の燃料不足は認知症の原因となります。

 

以前から、EAA(必須アミノ酸)を飲んでから寝ると夢をよく見てて、情報伝達に必要な栄養を入れたからだ!と感じていたのですが、ココナッツオイルでも同じことが起こったのです。

ココナッツオイルが脳によい影響を与えるということを、身をもって体験しています。

 

 


4. ココナッツオイルのおすすめの摂り方

摂取量の目安は、1日大さじ1~2杯といわれています。

私は今のところ、大さじ1杯くらいです。2杯ってけっこうボリュームあるので…

 

コーヒーに入れたり、トーストと一緒に…

私は朝食で摂ることがほとんどなので…

最初の頃はフルーツにかけたり、バナナトーストにかけてシナモンを振って食べていました。

 

…けど、最近はトーストに塗るだけのことが多いです。

 

ココナッツオイルだけなのにほのかに塩気を感じて、不思議だな~と思っていたのですが、

オイルによってパンの味が引き立って、その塩気を感じ取っているのかも。

フルーツと一緒だと結局糖質が多くなってしまうし、パンだけでも十分満足できるので、ぜひ試してみて欲しいです。

 

あとは、カフェラテに入れて飲んでいます。

コーヒーだけでも試したのですが牛乳と一緒でないとなんか油が気になってしまって…

また、濃いめのミルクティーでも合いますが、やはりカフェラテと比べると油感が気になります。

 

ただ、これによって牛乳を毎日飲むことになるんです。

コーヒーもデカフェにしたりもしますが、どちらにしても体を冷やす食物なので、飲まない日も設けます。

 

白濁するか、香りがするかもお好みで

ちなみにココナッツオイルは、最初はBROWN SUGAR 1STさんの小瓶を使っていました。

 

その後は楽天でGronG(グロング)の大容量を買いました。

 

・エキストラヴァージン

・コールドプレス

・オーガニック

…のものを選ぶようにしていますが、その中でも微妙に違いがあります。

 

ココナッツオイルは24度以下くらいで白く濁って固まる特徴があるのですが、

メーカーによって固まる度合いが違うんです。

 

これは中鎖脂肪酸の含有量がそれぞれ微妙に異なるからで、中鎖脂肪酸が多いほど固まりにくくなります。

上記2メーカーのだとBROWN SUGAR 1STさんの方が寒くなってきても液状のままでした。

 

また、中鎖脂肪酸だけを抽出したMCTオイルは、冷えてもずっと液状のままです。

 

 

それから、ココナッツオイルといえばあの南国を思わせる甘~い香り。

私は好きですが、苦手な人もいるかも。

香り成分を取り除いたものも売ってるので、苦手な人はそれを選ぶとよいでしょう。

ココウェルさんの「有機プレミアムココナッツオイル」とかもそうです。

 

 


5. まとめ

以上、ココナッツオイルについてくわしくお伝えしてきましたがいかがでしたでしょうか。

 

・中鎖脂肪酸がたくさん含まれている

・中鎖脂肪酸がケトン体を作るのに役立つ

というのが大きなポイントです。

 

中鎖脂肪酸は、60%が脂肪でできている脳のエネルギーとしても重要で、

ケトン体は、胎児・新生児の重要なエネルギーであることもわかりました。

 

糖質過多の現代…

知らないうちに栄養不足になって、糖尿病や認知症、ガンなど…

さまざまな病気が増えていますが、

ココナッツオイルはそれに足りない栄養素を自然に摂取できる、ありがたい木の実だなと思いました。

 

妊活中・妊娠中・産後の方はもちろん、

たくさんの方にぜひ知って、試していて欲しいです(^^)

 

以上、最後までお読みいただきありがとうございました☆

 

 

 

 

 

 

 

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