中鎖脂肪酸が豊富なココナッツオイルで健康に

 

 

 

今回はココナッツオイルについて、あれこれお伝えしたいと思います。

 

タンパク質が大事なのは言うまでもありませんが、最近、良い脂質が足りてないんだ!と実感することがいろいろあり…

ココナッツオイルを摂ってたらなかなかいい感じで、知れば知るほど現代人に必要だな~と思ったので、まるっとまとめてみました(^.^)

 

 

目次

  1. ココナッツオイルのメリット
  2. ココナッツオイルの特徴
  3. 中鎖脂肪酸が、すごい!
  4. ココナッツオイルを摂取してる私の体感
  5. ココナッツオイルのおすすめの摂り方
  6. まとめ

 

 


1. ココナッツオイルのメリット

ココナッツオイルを摂取する何よりのポイントは、

「中鎖脂肪酸が摂れる」ということです!

 

①すぐエネルギーになる

ココナッツオイルに60%も含まれる「中鎖脂肪酸(MCT)」は、消化・吸収されるときに消化酵素いらずで、小腸から門脈を通って直接肝臓へ運ばれるため、即!エネルギーになります。

 

これは私が一番感じているココナッツオイル効果です!

とくに朝、ごはんをほとんど食べなくてもココナッツオイルを摂るだけで、満腹感のような、エネルギーチャージできた!という感覚があります。

そのまま何も食べずにお昼まで仕事してても大丈夫なのです。

 

また、すぐに分解されるため、中性脂肪として蓄積されにくい(=太りにくい)のも特徴です。

 

②ケトン体の生成ができる

先述の中鎖脂肪酸は、ブドウ糖に代わるエネルギーの「ケトン体」を作り出すのに役立ちます。

 

このケトン体がすごい!!

今まで医師・医療従事者の間で「良くないもの」とされてきたのですが、

近年の研究により、糖尿病やガン・うつ病・アトピーなど…

あらゆる病気の予防に役立つことがわかり、すごく注目されています!

ケトン体は脳の重要なエネルギーでもあり、記憶力や認知症の改善にも効果が期待されていて、

アルツハイマー病や脳血管障害、パーキンソン病などにも有効で、改善例もたくさん報告されているのです。

 

実は、生活習慣病をはじめとする現代の病気のほとんどの原因は、糖質過多による隠れ栄養不足!

ブドウ糖は摂り過ぎることで血管や細胞を傷つけてしまいますが、ケトン体のエネルギーを使うことでそれを防げるのです。

 

そして通常、ケトン体は厳しい糖質制限をして飢餓状態にならないと発動されないのですが…

ココナッツオイル(中鎖脂肪酸)を摂れば、そこまで糖質制限しなくてもケトン体を作れるのです!

(ケトン体についてはまた別記事でくわしく書きます)

 

 


2. ココナッツオイルの特徴

最近はオイルの種類もいろいろあって、分類が複雑ですよね…

わかりやすく説明していきます。

 

その前にまず大前提ですが…

ココナッツオイルとパーム油は違いますのでご注意を!

 

同じヤシ科ですが、ココナッツはココヤシから、パーム油はアブラヤシから採れます。

パーム油を大量生産するために行われるプランテーションが環境破壊の問題になっているのは、ご存じの方も多いはず。

また、パーム油は食用だけでなく工業用にも使われます。

安価ですが、劣化が早いため輸送時に大量の添加物が使用されていて発がん性も確認されており、ポテトチップスやカップ麺、ファストフードなど、パーム油を使った食品には注意が必要です(>_<)

 

ココナッツオイルの特徴① とても酸化しにくい

すべてのオイル(=脂肪酸)はまず初めに、下記の2つに分けられます。

【不飽和脂肪酸】…まだ酸素と結びつくすき間がある =酸化しやすい

【飽和脂肪酸】…酸素と結びつくすき間がない(すでに飽和状態) =酸化しにくい

 

ちなみに、「酸化」というのはサビている状態のことで、サビたオイルは細胞にダメージを与えてしまい、ガンの原因になったりします。

ココナッツオイルは最初の大分類で飽和脂肪酸に属すので、とても酸化しにくいということになります。

 

ココナッツオイルの特徴② 中鎖脂肪酸(MCT)をたくさん含む

 

オイルは不飽和 or 飽和の分類につづいて、

さらに主成分が、長鎖脂肪酸 or 中鎖脂肪酸に分かれます。

これらは、脂肪酸の分子がつながった鎖部分が長いか短いかの違いを表します。

 

【中鎖脂肪酸】ココナッツオイルや母乳、牛乳にも含まれる

【長鎖脂肪酸】

・牛脂・ラードなど

・ごま油、亜麻仁油、えごま油、EPAなど【多価不飽和脂肪酸】

・オリーブオイルなど【一価不飽和脂肪酸】

一価 or 多価というのは、酸素と結びつくすき間がいくつあるか(1つか複数か)の違いです。

 

 

ちなみに…

よく耳にする「オメガ」いくつというのは、「酸素と結びつくすき間が鎖の最後から数えて何番目にあるか」を表していて、数字が小さいほど酸化しやすくなります。

例えば、亜麻仁油やえごま油はオメガ3。非常に酸化しやすいので加熱は基本的にNG。

 

では、ココナッツオイルはオメガいくつ?

答えは、そもそも飽和脂肪酸(酸素と結びつくすき間が1つもない!)ので、オメガいくつとかがないんです。

どれだけ酸化しにくいかがよくわかりますよね。

 

ココナッツオイルのデメリットは?

良いところがたくさんあるココナッツオイルですが、デメリットは何でしょうか?

それは、摂り過ぎると体脂肪となってしまう(=太る)ということです。

ココナッツオイルに含まれるのは中鎖脂肪酸が約60%、残りは長鎖脂肪酸です。

長鎖脂肪酸は摂り過ぎると中性脂肪として貯蔵されるので、ダイエット中の人は注意が必要です。

摂取の目安は1日大さじ1~2杯ほど。

また、中鎖脂肪酸だけを抽出したMCTオイルなら、むしろダイエットの強い味方となってくれます。

 

 


3. 中鎖脂肪酸が、すごい!

この、ココナッツオイルに豊富に含まれる「中鎖脂肪酸」がすごいんです!

 

「MCT」とも呼ばれている中鎖脂肪酸は、ココナッツオイルには60%も含まれています。

ココナッツオイルから中鎖脂肪酸だけを抽出したのが「MCTオイル」

中鎖脂肪酸を効率よく摂取できます。

近年ケトジェニックダイエットのブームでご存じの方も多いのではないでしょうか?

 

さて、この中鎖脂肪酸(MCT)には、下記のような効果・メリットがあります。

 

①ケトン体の生成に役立つ

中鎖脂肪酸を日常的に摂ることで、厳しい糖質制限をしなくてもケトン体を作りやすくなります。

ケトン体は、糖尿病やガン・うつ病・アトピー・認知症などなど…

さまざまな病気の予防に役立つ可能性があります。

(ケトン体については長くなるので別記事にて)

 

②すぐエネルギーになる

先述の通り、中鎖脂肪酸は消化・吸収されるときに消化酵素いらずで、小腸から門脈を通って直接肝臓へ運ばれるため、即エネルギーになります。

モグモグ食べて、消化吸収して、満腹感があって、眠くなって…なんていうプロセスなしで、即エネルギーチャージできます。

すぐ分解されるため、長鎖脂肪酸のように中性脂肪として貯蔵されることもなく、太りにくいのも特徴です。

 

③抗菌・抗ウイルス・抗真菌作用がある

中鎖脂肪酸に含まれる「カプリル酸(C8)」「カプリン酸(C10)」「ラウリン酸(C12)」には、分解されるときに抗菌・抗ウイルス・抗真菌作用が活性化されることがわかっています。

中でもラウリン酸は高い抗菌作用と免疫力に優れ、母乳にも含まれていて、産まれたばかりの赤ちゃんを守ってくれると言われています。

ところでココナッツオイルを摂っていたら、母乳の質も上がるのでしょうか…?

研究がされているかは不明ですが、自分のときには実践してみたいと思ってます。

 

また、ラウリン酸が分解されて生まれるモノラウリンという物質は、悪玉菌を胎児し善玉菌を活性化させて、腸内環境を整えてくれます。

 

さらに、女性に多いカンジダ症は真菌が原因ですが、ココナッツオイルにはカンジダ菌を抑制する作用もあるため改善が期待できます。

 

 


3. ココナッツオイルを摂取してる私の体感

①満腹感もあってエネルギーが長く続く

朝ごはんはもともとそんなにたくさん食べられないのですが、やはり少ししか食べないと活動し始めて3時間ぐらいでお腹が空いてきてしまいます。

が、しかし!

朝食にココナッツオイルを摂るとエネルギーが長く続くのがわかるんです!

血糖値も安定するためお腹もそんなに空かないし、シャキシャキ動けます。

 

何か(とくに炭水化物)を食べると消化・吸収に時間もかかるし、胃腸が働く分疲れます。

人によってはだるくなったり眠くなるときもあると思います。

それがココナッツオイルなら直接肝臓に行って即エネルギーになるため、効率がいい!

とっても省エネなんです。

 

②糖質の摂取が減った & ③お通じがいい感じ♡

ココナッツオイルを摂り始めてからは満腹感もあるので自然に炭水化物を摂る量が減っていました。

 

日本人はお米を食べると腸内細菌が増えます。

うんPのほとんどは腸内細菌の死骸なので、お米を食べるとお通じが増えるし、私の場合はお米を摂らないと便秘がちになってしまうのですが…

にもかかわらず、質の良いお通じがちゃんとあります。

 

これは全く期待していなかった恩恵です。

ラウリン酸の腸内環境を整える効果でしょうか?

 

あと以前、腸内が乾燥してるからオイルを日常的に摂った方がよいと言われたことがあるのですが、

ココナッツオイルで乾燥が改善されたからというのもあるかも…?

 

また、同時に砂糖を控えるようにもしていて、砂糖は腸内の悪玉菌を増やしてしまうのでそれがなくなったことも大きいかもしれません。

 

④夜摂ると、夢を見やすくなる

子どもの頃はあんなに毎晩夢を見ていたのに、大人になってから夢を見る機会が減ったという方、少なくないんじゃないでしょうか?

これ、私は以前から脳の老化だと思ってて…

夢を見ること自体が良いかは置いといて、脳の若さの目安になると私は考えています。

 

ところで、脳の60%は脂質、40%はタンパク質でできているって知っていましたか?

つまり、脳はほとんどが脂肪なんです!!

脳の神経細胞をシナプスがつないで情報伝達が行われますが、これには莫大なエネルギーを必要とします。

そして脳の燃料不足は認知症の原因となります。

 

以前から、EAA(必須アミノ酸)を飲んでから寝ると夢をよく見てて、情報伝達に必要な栄養を入れたからだ!と感じていたのですが、ココナッツオイルでも同じことが起こったのです。

ココナッツオイルが脳によい影響を与えるということを、身をもって体験しています。

 

 


4. ココナッツオイルのおすすめの摂り方

摂取量の目安は、1日大さじ1~2杯といわれています。

私は今のところ、大さじ1杯くらいです。2杯ってけっこうボリュームあるので…

 

朝食に取り入れる

私は朝食で摂ることがほとんどです。

 

最初の頃はフルーツにかけたり、バナナトーストにかけてシナモンを振って食べていました。

 

それからは、トーストに塗るだけのときも。

 

ココナッツオイルだけなのにほのかに塩気を感じて、不思議だな~と思っていたのですが、

オイルによってパンの味が引き立って、その塩気を感じ取っているのかも。

 

フルーツと一緒だと結局糖質が多くなってしまうし、パンだけでも十分満足できるので、ぜひ試してみて欲しいです。

 

バター茶のように…

日によって、カフェラテに入れて飲んで、朝食を済ませることもあります。

 

『バターコーヒー』をご存知でしょうか?

その名の通り、コーヒーに良質なグラスフェッドバターとMCTオイルを入れた飲み物で、アメリカのセレブの間から広まったのですが…

これもケトジェニックの流れで広まった飲み物で、中鎖脂肪酸を効率よく摂取して、頭を冴えさせて、ダイエット効果もある、というものです。

 

 

バターコーヒーのルーツは、チベットやブータンで昔から飲まれている『バター茶』です。

↑ダライ・ラマ法王日本代表部事務所HPより拝借

 

バター茶は、黒茶(中国茶の一種)にヤクの乳で作ったギーと岩塩を入れた飲み物。

寒い高山地域で、水分・脂肪分・塩分(ミネラル)を摂れて、なおかつ暖を取れるので、1日10回・多い人では5リットルも飲むそうです!

ギーの脂がリップクリーム代わりにもなるとか。

 

この健康効果が注目され、都市的にリメイクされたものがバターコーヒーなんですね〜

 

 

コーヒーだけでも試したのですが、私は牛乳と一緒でないとなんか油が重くて気持ち悪くなってしまって…(;o;)

あとMCTオイルもグラスフェッドバターもけっこう高価なので、そんな毎朝飲めない…

 

ということで、結局カフェラテにココナッツオイルを入れて、あと塩(ミネラル豊富なもの)も入れて飲みます。

濃いめのミルクティーでも合いますが、やはりカフェラテと比べると油感が気になる…(´-`)

 

 

ただ、これによって牛乳を毎日飲むことになるんです〜

 

牛乳は小腸を汚しがちで、私は敏感なのでたくさん飲み続けてるとほっぺが痒くなってきてしまう…( ;  ; )

豆乳も合わないので、なかなかむずかしいところもありますが…

スープと飲んだり、オムレツ作るときの油にしたり(←おいしい♡)、いろいろ工夫してます。

 

 

こちらはココナッツオイルのスイーツ♡

メレンゲで作るチョコバナナパウンドケーキ

レシピ書いたのでぜひご覧ください(^.^)

 

 

白濁するか、香りがするかもお好みで

ちなみにココナッツオイルは、BROWN SUGAR 1STさんのを使っています。

 

その後は楽天でGronG(グロング)の大容量を買いました。

(今は買えなくなってしまったかも…)

 

・エキストラヴァージン

・コールドプレス

・オーガニック

…のものを選ぶようにしていますが、その中でもけっこう品質や香りに違いがあります。

 

ココナッツオイルは24度以下くらいで白く濁って固まる特徴があるのですが、

メーカーによって固まる度合いが違うんです。

 

これは中鎖脂肪酸の含有量がそれぞれ微妙に異なるからで、中鎖脂肪酸が多いほど固まりにくくなります。

 

中鎖脂肪酸だけを抽出したMCTオイルは、冷えてもずっと液状のままです。

↑ココウェルさんのMCTオイル

 

それから、ココナッツオイルといえばあの南国を思わせる甘~い香り。

私は好きですが、苦手な人もいるかも…

香り成分を取り除いたものも売ってるので、苦手な人はそれを選ぶとよいでしょう。

ココウェルさんの「有機プレミアムココナッツオイル」も◎

 

 


5. まとめ

以上、ココナッツオイルについてくわしくお伝えしてきましたがいかがでしたでしょうか。

 

・中鎖脂肪酸がたくさん含まれている

・中鎖脂肪酸がケトン体を作るのに役立つ

というのが大きなポイントです!

 

中鎖脂肪酸は、60%が脂肪でできている脳のエネルギーとしても重要なことがおわかりいただけたかと思います。

 

糖質過多の現代…

知らないうちに栄養不足になって、糖尿病や認知症、ガンなど…

さまざまな病気が増えていますが、

ココナッツオイルはそれに足りない栄養素を自然に摂取できる、ありがたい木の実です。

 

たくさんの方にぜひ知って試してみて欲しいです(^^)

 

以上、最後までお読みいただきありがとうございました☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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