先日の満月、みなさんご覧になりましたか?
中秋の名月ということで大きくて、色も濃くて…、すごい迫力でしたね!
夜空にぽっかりと浮かぶ月の美しさは太古から私たちを魅了してやみませんが、
そのエネルギーには良くも悪くも特別なものがあり、
体や心、そして植物などを通じて私たち人間にいろいろと影響を及ぼす存在でもあります。
ある地方では昔から月の満ち欠けのリズムに合わせて農作物の栽培が行われていますし、
満月(または新月)に出産が増えることもよく知られていますから、
月のエネルギーとうまく付き合いながら暮らすのは、地球に住む私たちにとって、とても自然なことであると言えるでしょう。
文明が進むにつれてあまり重要視されなくなってしまったように見えましたが、ここ10年ほどで再び月に関する情報が広く注目されて、
とくに女性の間では、月を意識する人がとても増えたように感じています。
かく言う私もその一人。
今までいろいろと考察し、ときに悩まされたりもしてきたのですが、
あるとき占星術の視点から「月の欠損論」を知り、
「月は幻想であり惑わされないように気を付けた方がよいもの」と気付いてから
月との付き合い方がわかって、ただ振り回されるのではなく「こんなもんか」と俯瞰できるようになりました。
うまく説明できませんが、とにかく今の時点で私が感じている月に関する情報あれこれをまとめてみました。
多少マニアックな内容にはなりますが、とくにエネルギーに敏感で影響を受けやすい女性に、
「あ、そういうことだったのか~」
と、納得・ご活用いただけたら幸いです(^^)
目次
- 出産数、農作物…、月のエネルギーは地球に影響する
- 眠れない!むくむ!満月の影響と対策
- チャンス到来!新月の特徴と活用法
- 月は幻想?月星座に惑わされないために
- 衝撃!太古の昔、月はなかった!?
- まとめ…月とうまく付き合うために私が実践してること
1. 出産数、農作物…、月のエネルギーは地球に影響する
10年ほど前に買ったこの本、「月の癒し」
ヨハンナ・パウンガー
トーマス・ポッペ
オーストリアのチロル地方で古くから行われてきた、月の満ち欠けに合わせて農作物を育てたり収穫をする方法や、心身を癒す方法など、月のリズムに合わせた知恵がいろいろ載っています。
例えば、満月に近づくほど外科的な手当て(手術など)は向かなくなる(出血量が増える)ことや、満月の夜に摘み取られた薬草は強い力を発揮すること、お産が増えること、
新月に近づくと少し食べ過ぎても普段より簡単に太らなくなることや、毒素を排出する力が高まっているため病気の予防がしやすくなること、
…などが書かれています。
ちなみに農作物の育て方については、シュタイナー教育で知られる神秘思想家・哲学者のルドルフ・シュタイナーが理論づけ、彼の死後「バイオダイナミック農法」として確立されたようです。
お産が多い、満月と新月
「満月にはお産が増える」というのは現代でもよく知られていますよね。
でも実は、新月のお産も多いそうです。
私も、マタニティマッサージにいらっしゃる妊婦さんたちの中で新月出産率がけっこう高い(むしろ満月より多いかも…?)のを実感しているので本当だと思います。
(余談ですが満月に増えると言われているウミガメの産卵にも例外はあるらしい…)
これは私の勝手な推測ですが…
満月・新月それぞれの出産パターンについて考えてみました。
◉ 満月は体内の水分の排出能力が弱まって、子宮内もパンパンの状態です。
これ以上ないパンパンのピークで押し出されるようにして赤ちゃんが出てくる…というのが満月出産パターン。
〇 新月は排出の力が高まっているときです。
体内の水分が外へ外へと引っ張られて、その引力で赤ちゃんもするりと出てくる新月出産パターン。
そして、どっちになるかの差はいろんな要素があるのでしょうが、筋肉量が大きく関係してるのでは…と思っています。
満月パンパン出産に耐えるには、けっこう筋肉が必要だと思うのです。
新月は引っ張る力で迎えてくれるし、運動不足な現代の妊婦さんに多いのもなんか納得できます…
でも、なんの科学的エビデンスもありませんので…!私の勝手な分析です。
いろいろ書きましたが、とにかく月の引力が水分(海の干満差や、体内の血液・リンパ液の動き)に影響するため、それに伴って生体に反応が起こるというのは確かなようです。
2. 眠れない!むくむ!満月の影響と対策
夜な夜な明治通りを爆走してた私…
満月になると男の人はオオカミになる…なんて話がありましたね。
本当に毛が生えてオオカミになるかは別として、満月には人を落ち着かなくさせるエネルギーがあります。
狼男の話もここから来ていると言われていますよね。
私の話になりますが…
以前恵比寿にサロンがあった頃、たまに
「なんか、じっとしてられん!運動せなー!!」となる日があって、夜な夜な明治通りを爆走していました。笑
あとから気付いたのですが、そうなる日は全部満月だったのです!
体調の違いか満月エネルギーの強弱か、そうならないときもあったりするのですが…
強いときは、
・眠れない
・思考が止まらない
・胸騒ぎがする
・体を動かしたくてしょうがない
といった症状が出てきます。
満月のせいだと気付いている人は未だに少なかったりしますが、こういう日が定期的に訪れる場合はぜひ自己観察&月のリズムと照らし合わせてみてほしいです。
また、身体への影響としては、
・むくみ
・便秘
がいちばん目立つ症状かと思います。
コントロールをあきらめ、日頃から砂糖・カフェインはほどほどに…
このモードに入ったらもう、無理に止めない・あらがわないのが良いと気付きました!
眠れないならもう映画を観たり、好きなことをすればよい。
爆走したければ町内一周してくればよい。
思考が止まらないからと言って瞑想なんてしようとしても、うまくいかない。
大切なのは、俯瞰すること!
「満月に振り回されてるだけだから、しょうがない」と、コントロールをやめると楽になります。
「また来たか~、やれやれ」となって、普段と違う不摂生を逆におもしろく感じたりできればこっちのもんです。笑
また、身体への影響(むくみ・便秘)の予防策としては…
・砂糖を控える
とくに白砂糖は、水分を溜め込んでむくみやすくなるし、腸内環境を乱して便秘になりやすくさせてしまうので。
・カフェインを控える
血管を収縮させるため、流れが悪くなり、冷えを助長させてしまいます。個人的な体感では、デカフェでもやはり多少影響があるように感じました。
・筋肉量を増やす
筋肉が多い方がむくみにくいからです。強めのヨガや、タンパク質(EAA)摂取などで調整します。
満月はなるべく見ない!
あとこの対策はちょっとおかしいのですが…
満月を見ない!
瞳から光(素粒子)を採り込むのは科学的にもちゃんと意味があって、身体に入って影響を与えるのは事実です。太陽光もそうです。
なので、なるべく影響を最小限に抑えるためには、とくにエネルギーに敏感な人は見ない方がよいのです。
…といっても、満月ってきれいですよね~(^.^)
振り回されるのを承知なら、お月見もよいですよね◉
ところで、満月に英語の素敵な名前がついてますね!
ネイティブアメリカンが名付けたそうなのですが…、せっかくなので一覧も載せておきます。
ピンクムーンとかストロベリームーンとか、月の色なのかと思ってましたがそうではないんですね!
あくまで「どんな季節か」名を把握するために付けた名前なので、山がお花でピンクに染まる時季だから、とか
いちごの収穫が始まる時季だから…という理由のようです。
動物の名のものも、そのように見えるのではなく、その動物が活発になる季節ということらしいです…
1月…Wolf moon(ウルフムーン)
2月…Snow moon(スノームーン)
3月…Worm moon(ワームムーン)
4月…Pink moon(ピンクムーン)
5月…Flower moon(フラワームーン)
6月…Strawberry moon(ストロベリームーン)
7月…Buck moon(バックムーン)
8月…Sturgeon moon(スタージョンムーン)
9月…Harvest moon(ハーベストムーン)
10月…Hunter’s moon(ハンターズムーン)
11月…Beaver moon(ビーバームーン)
12月…Cold moon(コールドムーン)
満月に願いは叶うのか…?
よく月にお願いすると叶う、というノウハウがささやかれてますが、個人的な見解では
「満月=結果が出るとき」です。
因果応報で、新月から良い流れの思考・行動パターンにあればそれに見合った実りが訪れますし、その逆もあると思います。
後ほどお伝えしますが、新月をうまく使って流れに乗ってると、満月のタイミングでポンポンと立て続けに良いことが起こったりするのもそのせいです。
3. チャンス到来!新月の特徴と活用法
新月は、良くも悪くもまっさらな始まり、というイメージ。
再始動、仕切り直し、リフレッシュ!
約2週間のリズムで満月~新月まで変化してるので、期間的にも私にとってはちょうどよく、
新月になると「よし、またここからがんばろう!」と思えます(^^)
身体はスッキリ!思考も静かになりやすい
満月のぷっくり飽和・満ち満ちパンパンの状態から比べると、軽くてスッキリ爽快な感覚がなんとも心地よい、新月。
何か始めるにはもってこいの時期です。
私は最近はめっきり食べ物の制限もせず、お肉も小麦もなんでも食べていますが、
もし何かしらのデトックスやダイエットなどしたい方にとっては、新月付近でのスタートがおすすめです。
毒素排出が進みやすいので、結果が出やすいからです。
願いを叶えるチャンス!
とくに新月におすすめしたいのは、お願いごとをすること!
ただ、私はあまり引き寄せとかにハマっていくのは逆に迷走してしまう気がしておすすめしておらず…
あくまで軽い気持ちでやってみるのが良いと思います。
「過去完了の形で願望を紙に書く」とかお決まりのノウハウもあるのですが、私は結局イメージが一番重要と思ってて、
寝るときに、その願いが叶った状況をイメージして、嬉しい感情にひたる
これが一番だなぁと感じています。
ところで、なんで新月に叶いやすいかご存じでしょうか?
わりと最近知って衝撃だったのですが、その理由は
「月がないから!」
なんです!!
これ、すごーーく納得してしまいました。
なぜなら、次の章でくわしく書きますが、「月は幻想」だからです!
月はとってもきれいだけど、私たちを惑わす幻想、どちらかと言うとネガティブな性質の天体なのです。
4. 月は幻想?月星座に惑わされないために
ここでは、占星術的に月の性質についてお伝えしていきます。
みなさんは「月星座」についてご存じでしょうか?
私たちがいつも星占いなどで耳にする自分の星座(たとえば私は10月19日生まれなので天秤座)というのは、
太陽星座…つまり、天体図(ホロスコープ)上で、生まれた日に太陽の位置にどの星座があったかを表しています。
太陽が一番メインとなって影響が大きいので、一般的に星占いではこれを採用していますが、みなさんご存じの通り天体は太陽だけではないため、水星や金星、そして月に対応する星座もあるのです。
つまり月星座は、生まれた日に月にどの星座が位置していたかを表します。
自分のホロスコープはネットで簡単に見ることができます。
いろんなサイトで見れますが、例えば鏡リュウジさんのもあります。
そしてそれぞれの天体にはテーマ(担当分野のようなもの)があります。
例えば水星星座はコミュニケーションを司るので、水星に何星座が位置しているかによって、自分はコミュニケーションをする際どんな傾向にあるのかがわかってきます。
月は欠損となる
では、月星座は何を表すかというと…
・幻想
・影
・裏の自分
というのがしっくり来るように感じます。
いろんな占星術理論があって捉え方は微妙に異なるのですが、私の中ではマドモアゼル愛先生の「欠損理論」を知ってから、すごく納得できました!
簡単に言うと、月にある星座は、本来のその星座の性質を「出したくてもうまく出せない」のです。
例えば私は月星座が獅子座なのですが…
獅子座は本来、堂々と自信にあふれていて、自分の意見をはっきり主張できて、目立つことに抵抗がなく自他ともに主役と認めるようなキャラクターです。
が、獅子座が月に入るとそのキャラクターが「欠損」となり、自信を持ちたいのに持てず、自己主張したいのにうまくできない…となってしまうのです。
乙女座なら、本来は細やかで分析力に優れ、きちんと計算して物事に取り組んで完璧にこなすことが得意ですが、月星座となると本当はきれいに整頓したいのにできない…など、
牡羊座なら、本来は思い立ったらすぐ行動!12星座の中で一番の行動力を持って、何でも前向きに乗り越えていくパワーを持っていますが、月星座になると行動に移るのに時間がかかってしまったり…
このように、月星座に入ると本来の性質が苦手分野となってしまいがちです。
欠損理論以外の理論で「裏の自分」「真の自分」というのも言われますが、「容易に表に出てきにくい」という点で欠損理論と共通していると思います。
※ちなみに10歳頃まではこの影響がないので、子どもの頃は月星座のキャラクターも本来の形ですんなり出せていたという人が多いはず。
要するに、月は幻想!
求めても実態をつかめず、追えば追うほど逃げていく…
そんなまやかしの存在なのです。
月を輝かせるのは太陽!自分らしくいること
では、月星座に惑わされないようにするにはどうすれば良いのでしょうか?
正解は、夜空の月が教えてくれます。
月は暗い夜でもきれいに光っていますが、その光は月自身のものではなく…
そう、太陽の光です!
つまり、太陽を輝かせれば、自然と月も輝くのです!!
私はこの理論を知ったとき、感動と衝撃で目からウロコでした。
月にどんなに直接訴えかけても、幻想だから虚しく終わるだけなんですよね。
でも、月を気にしないで太陽星座(いちばんメインの、自分らしい私!)で生きたとき、
気付けば月星座も輝いてるという…
光があるから影がある。
陰があるから光もより輝ける。
陰陽どちらもあってこそ!
…というわけで、もし月星座にとらわれてるな~と気付けたのなら、
太陽星座、つまり、本来のあなたらしく、伸び伸びと好きなことをして生きるのがよいのです\(^o^)/
新月に願いが叶うのは、欠損である月がないから!
最後に余談となりますが…
前の章でもお伝えした通り、新月は願いが叶いやすいタイミング。
でもなんででしょう…?
これを知ったとき衝撃&納得だったのですが、「月がないから」なんです!
やはり月は欠損であり、幻。
行く手を阻む、まやかしのエネルギーなのです。
なので、これが消える新月は、そのまま素のまま願いがスッと届きやすい、ということ!
科学的に厳密なエビデンスはありませんが、光(素粒子)の屈折などが関係してるのかな~と思ってます。
マニアック過ぎるので割愛しますが…、ご興味のある方はぜひサロンでお話ししましょう。
5. 衝撃!太古の昔、月はなかった!?
ここからは宇宙科学や目に見えない世界の話になってくるので、興味ない方は飛ばしてください…(^^;)
臨死体験をした木内鶴彦さんという科学者(彗星捜査家)をご存じでしょうか。
詳しくはナオキマンSHOWの動画 ↓ をご覧いただくのが早いのですが、そこで語られている彼が臨死体験したときに見た昔の地球には、なんと月がなかったのだそうです!
木内鶴彦さんとの対談動画もおもしろかったです。
ではどのようにして月ができたのでしょうか?
巨人がいた頃の地球
木内さんによると…
水をたたえた青い星というイメージの地球ですが、もともとは海面が地表の3分の1しかなく、今よりもずっと乾燥していたそうです。
そして当時、そこには巨人が住んでいました。
巨人と言うとハルクのようなのを思い浮かべますが、私たち人類が大きかったということのようです。男性で3m、女性で2.5mぐらいあったそうですよ!
大量の水がない分、地球の質量自体が軽かったため、人間だけでなく生物全体が大きく成長することができたようです。
しかも、人類と恐竜が共存していた時代もあったそうです!
恐竜というと巨大なイメージがありますが、人も巨大ならたしかに現代のサバンナ(ゾウやサイ)のような感じであり得そうですよね。
月は巨大彗星だった!
今から1万5千年ほど前、地球のすぐ近くまで巨大彗星がやってきて、なんとこれが月の始まりだそうです。
彗星は氷や水が結晶として固まっている隕石のようなもので、これが近づいたとき太陽の熱で溶かされ、
その水蒸気は地球の引力で大量の雨となり地上に降り注ぎ、なんと海面は2000mも上昇したそうです!
そして水分を失った彗星は、核(巨大な石ころ)の部分だけが残り、これが月として絶妙な距離で地球の周りを回り続けているのだそうです。
ほほぅ〜なるほど!
これによって地球の環境はかなり変化しました。
今のように海面が70%となり、潮の満ち引きが生まれました。
地軸は20度ぐらいずれたため、自転も1日25時間から24時間になりました。
「人間の体内時計は25時間」という噂がありますが、それはこのせいだったんですね!
大雨が降り注いで生物のほとんどは滅びましたが、一部は北アフリカの高台に逃れたり、金星に避難した人もいたそうです。
そして巨人だった体は、地球の質量が重くなり重力が大きくなったことで今までの大きさを維持できず小型化していったそうです。
地球の大変革によって、人体へのストレスも相当なものだったのでしょうね…
日本では江戸時代末期~明治時代初期には平均身長が男性で155cm、女性で146cmと歴史的に見てもとても小さく、この頃に一番負荷がかかっていたのではということです。
たしかに、当たり前のように「昔の人は身体が小さかったんだよな~」と思っていましたが、地球の重力によるという説明を聞いてすごく納得しました!
月の話から逸れましたが、個人的には大変興味深いです~
月(彗星)がやってきただけで、かなりのしっちゃかめっちゃかぶり…
その後も月が人を惑わせる陰性の存在というのもなんか妙に納得できます。
6. まとめ…月とうまく付き合うために私が実践してること
すっかり長くなってしまいましたが、月にまつわる私の考え方をお伝えしてきました。
私が実践していることをまとめると…
身体的
・砂糖・カフェインをほどほどにする
・筋肉量を増やす(運動、タンパク質など)
心理的
・満月で落ち着かないときは、あきらめて流されてみる
・満月のせいだからしょうがないと俯瞰する
・月はなるべく見ない
活用法
・新月は何か始めるのに◎
・お願い事をするなら新月に!
・自分の月星座を知って、それに捉われないように太陽を活かして生きる
そして何より大切なのは、私たち人間もこの広~い宇宙の中の生命体であるということを自覚して生きる、ということでしょうか。
地球という惑星の上に住んでいるから、いろんな天体の影響を受けるのは避けられません…
その中で、自然のリズムにあらがうことなく、日々健康に生きられたらいいですよね(^.^)
月のエネルギーの影響について知ることは、その一つのような気がします。
最後までお読みいただきありがとうございました☆
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