最近はよしもとばななさんの本を読みあさっていて、
図書館でなにげなく借りて読んだのが、こちら。

『イルカ』
茅ヶ崎図書館にある彼女の本はできれば全部読みたいと思っていて、
検索したリストの中から、おもしろそうなのを選んで読んでいるのですが、
主人公が妊娠する内容だったので選んでみました。
(マタニティのお客さまが共感できるものなら情報共有として良いな、という気持ちで)
すると、
前回ご紹介した小川糸さんの『つるかめ助産院』と
不思議と共通点がいくつかありました。
・主人公どちらも、親しい人物から勘のようなもので告げられて、初めて自分の妊娠を知る
・妊娠を知るのはどちらも、パートナー(赤ちゃんの父親)と離れているときで、産もうか決めるのは自分自身
・心に傷のある人たちが集う、安心できる場所がでてくる
・海の近く
そしてどちらの作品も、
生と死の表裏一体について、
命の重さについて、
女性の強さについてなどが表現されてる(と思う)けれど、
本の雰囲気は全然違います。
あらすじは、
書くと長くなるので、気になる方は他サイトで調べてください。笑
ばななさんの本は、大島弓子の漫画みたいに儚く乙女でアンニュイな表現と、
家族とスピリチュアルというテーマが織り込まれているのが好きで、
もちろん今回もそれは存在するのですが…
ただ今回は、話の中で動物の剥製が何度も出てきたりして、
それで登場人物も気分が悪くなったりしてて、
読んでたら、私もちょっとうつってしまいました。笑
いい方にも悪い方にも感情移入させられるって、
作家さんってやっぱりすごい!のですが…
登場人物のキャラや生い立ちもけっこう独特で、
とくに前半は、話の展開もゆっくりだし…
読むのもスローペースになりました。
こんなふうに書いたら誰も読みたくならないじゃないか!と
自分で突っ込みたくもなりますが…
でも、もしかしたら、
ちょっと暗めトーンの渦中にある妊婦さんは
逆に、明るくて、おいしそうな料理がいっぱい出てくるつるかめ助産院より、
こちらの方が自然になじめるのかな…?
(気分が落ちてるときって、無理に上げずに暗さに浸り切った方が楽ですよね?)
そしてばななさんの作品のいいところは、
ご本人がTSUGUMIのあとがきに書いてましたが、
いつもラストは希望で終わるのです。
なので、途中が暗くても、
最後にズーーンとはならない安心感があります。
今回も、途中ですごい疲れてしまって(私が)
一体どうなるの〜、と思っていましたが、
まぁばななさんだから、そこは希望で回収してくれるだろう!
と信じて読み終えることができました。
歳のせいか、
映画も本も、刺激の強いものや苦しいシーンに
耐える力が弱くなってきてる気がします…
こんな紹介で、読んでみようと思う方がイルカわかりませんが、
気になった方はぜひ⭐︎












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