初夏の箱根へ遠足に①|新緑の湿生花園

 

 

 

皆さま、こんにちは。

 

最近、旅や遠足の記事がつづいてて、

「ここの店主、遊んでばっかりやん」

なんて思われそうで気が引けますが…汗

 

実はサロンにまつわる記事より、

遊びの記事の方が、多く読まれます。爆

 

お出かけの参考になったり、

好きなものが同じ方とつながるきっかけになれば、これ幸い。

 

 

…ということで、

先日、とても気になっていた「湿生花園」に

初めて行ってきました。

 

これが、本当にすばらしくて…!

 

ポーラ美術館とあわせて行ってきたので、

2回に分けてお届けします。

 

②はこちら

▶︎ 初夏の箱根へ遠足に②|ポーラ美術館 企画展「SPRING わきあがる鼓動」

 

さわやかな初夏、

のどかな仙石原の様子と、

この土地のなり立ちも少しだけ…

ぜひお楽しみください。

 

 

 


〈はじめに〉昔むかし、仙石原は湖だった

 

芦ノ湖周辺は、森に囲まれていて神社があったり、

日本の歴史と荘厳な雰囲気を感じられるエリアですが、

 

ススキ草原で知られる仙石原は、

だだっ広〜い草原に

固有種の植物や野鳥などもたくさんいて、

まるでスイスか南ドイツのよう。

(どちらも行ったことないけど…)

 

ルネ・ラリックやガラスの森、

ポーラ美術館などもあり、

自然とアートが共存しています。

(強羅とはまた違う感じ)

 

 

そんな仙石原。

 

今は湿原ですが、

昔むかしは、湖でした。

噴火によって湖が分断され、現在の姿に。

 

またその頃、芦ノ湖は川でしたが、

同じく噴火によって、せき止められて

湖になったそうです。

 

箱根の地形の変化ってすごいですよね!

水場が移動してる…

 

 

ちなみに、仙石原の名の由来は、

ここを開墾すればお米がたくさん獲れるだろう、

ということで「千石」の文字でしたが、

箱根は日照が少ないので田畑には向かず、

今の名前になったそうです。

 

 

もしも、昔から箱根が

現在のように日差しがさんさん、暖かい土地だったなら、

今のこの自然環境は残っていなかったでしょう。

(ほっ…)

 

 

 


新緑の湿生花園

仙石原の湿原は、神奈川県に残る唯一の湿原で、

天然記念物にも指定されています。

 

ここに開園したのが、湿生花園。

貴重な環境を保護しながら、その存在を知ってもらうためにできた施設です。

▶︎ 箱根湿生花園

 

過去には皇室の方々もたくさん訪れていて、

展示室に写真がありました。

 

 

 

茅ヶ崎からは、車で1時間(近い!)。

 

ここに来る数日前に、

サンショウバラという薔薇のことを知りました。

(別名 箱根薔薇)

 

富士山の付近にだけ咲くそうで、

見たいな〜と思っていたら、

入口で迎えてくれました。

 

箱根 サンショウバラ(バラ科)

初夏の日差しに映えるなぁ

 

箱根湿生花園 サンショウバラ(バラ科)

サンショウバラ(バラ科)

 

 

ちょうど翌日から、開園50周年記念で

700円の入場料が500円になり、

さらにプレゼントも付くということでしたが…、

一歩早かった。

 

でも、次回は年パスを買うから、よいのだ。

 

 

木製のゲートには、ショップ、休憩スペースが。

紫陽花などの植木も販売されています。

 

箱根湿生花園

 

箱根湿生花園

 

箱根湿生花園 紫陽花

 

 

 

 

箱根湿生花園 園内の見どころ

園内の見どころ

 

さっそく園内へ。

看板で、見頃の植物がわかります。

 

初夏の日差しも心地よくて、

今にもスキップしそう〜♪

 

 

箱根湿生花園 アヤメ(アヤメ科)

アヤメ(アヤメ科)

 

箱根湿生花園 アヤメ(アヤメ科)

アヤメ(アヤメ科)

 

 

箱根湿生花園 サラサドウダン(ツツジ科)

サラサドウダン(ツツジ科)

 

箱根湿生花園 オンツツジ(ツツジ科)

オンツツジ(ツツジ科)

 

 

 

園内の小路はとてもきれいに整備されており、

湿地には木製の歩道があって、安心して歩けます。

 

 

箱根湿生花園 ネロリ(柑橘類の花)にハナムグリ

ネロリ(柑橘類の花)に、ハナムグリちゃん

 

箱根湿生花園 タニウツギ(スイカズラ科)

タニウツギ(スイカズラ科)

 

 

そして水辺へ。

 

まるでモネの絵画のよう。

湧水なので、とっても澄んでいます。

 

わかりにくいけど、水面には

小さな黄色い花(コウホネ)がたくさん咲いています。

 

箱根湿生花園 コウホネ(スイレン科)

コウホネ(スイレン科)

 

 

 

この光と影、若草色、

そして小川。

うぐいすの歌声も、ずっと聞こえています。

 

私が睡眠導入のときに深呼吸しながら

思い浮かべている景色、そのもの!

 

 

冬の間は休園で、

オープンの春先には、水芭蕉(ミズバショウ)の群生が目玉なのですが、

今はもう終わって、キャベツおばけのようになっていました。

これはこれできれい。

 

 

箱根湿生花園 黄色いクリンソウ(サクラソウ科)

黄色いクリンソウ(サクラソウ科)

 

 

箱根湿生花園 ハマナス(バラ科)

ハマナス(バラ科)

 

ハマナスもきれいに咲き始めた頃で、

蕾もたくさんありました。

実(み)は、ハーブティーでおなじみのローズヒップ。

 

 

ニッコウキスゲも、もう咲いてます。

山のホテルのツツジもですが、今年は暖かいので

全体的に早く咲いているようです。

箱根湿生花園 ニッコウキスゲ(ユリ科)

ニッコウキスゲ(ユリ科)

 

箱根湿生花園 ニッコウキスゲ(ユリ科)

ニッコウキスゲ(ユリ科)

 

 

高山植物のエリアもありました。

箱根湿生花園 マルバシモツケ(バラ科)

マルバシモツケ(バラ科)

 

北海道のお花、エゾルリソウも。

わかりにくいですが、きれいなブルーです。

箱根湿生花園 エゾルリソウ(ムラサキ科)

エゾルリソウ(ムラサキ科)

 

 

「高山植物の女王」と言われる、コマクサ。

信州駒ヶ岳でお会いして以来です。

有毒ですが、薬草としても重宝されてきた植物。

 

箱根湿生花園 コマクサ(ケマンソウ科)

コマクサ(ケマンソウ科)

 

暑すぎるのかな?

それとも、まだ早い?

数は少なかったです。

 

 

 

生き物も元気

※ ヘビが苦手な方は飛ばしてください。

 

草かげでカサカサっと音がしたので覗いたら、

しま模様の長いしっぽがシュルシュルっとして、

すぐ姿を消しました。

 

別の湿地でも、またシュルシュルッ…

 

トカゲにしてはしっぽが長すぎるし、

あの白黒のしましま…

蛇?

 

調べたら、本土の蛇は8種類しかいないそうで、

柄やサイズ(小さかった)から、

「シロマダラ」に違いない。

 

夜行性のため目撃例が少なく、

「幻の蛇」とも言われるラッキーアニマルらしいです。

繁殖期だから昼間もウロウロしてたのかな。

 

ちなみに、毒はないけど

ちょっかい出すと噛み付くらしいです。

 

こんなきれいな湿地なら、

蛇がのびのび暮らしているのも頷けます。

 

 

と、思っていたら…

 

池にさしかかった所で、

向こう側の水面を、ゆうゆうと八の字 ∞ に泳ぐ、

大きな長〜い蛇が!

 

「あーー!」と、

思わず声を上げてしまいました。笑

 

おそらく「ヒバカリ」だと思われます。

1.5mはありました。

 

あえて写真は載せませんので、見たい方はこちらを参考に。

▶︎ ジャパンスネークセンターHP

 

 

それにしても、

ここで暮らせる蛇たちは幸せだなぁ〜

 

※ 虫や蛇が大の苦手という方は別として、

かまわなければ逃げていくし、怖がらないでネ!

 

これは大きな鯉(鮒?)が何やらバチャバチャしてた波紋

 

 

野鳥の観察もできる

 

仙石原の辺は、野鳥にもたくさん出会えます。

 

ウグイスは、姿が見えないものの

ずっと歌声を響かせているし、

 

ヒヨドリやエナガは、至近距離で見ることができました。

(また双眼鏡を忘れた!)

 

箱根 仙石原 野鳥 ヒヨドリ

ヒヨドリ

 

箱根 仙石原 野鳥 エナガ

エナガ

お初にお目にかかるエナガは驚くほど小さく、

なんと、日本で2番目に小さいそうです。

(1番はキクイタダキ)

 

 

 

美しい湿原

 

箱根湿生花園 湿地復元エリア

湿地の復元エリア

 

仙石原と言えば、なんといっても

だだっ広〜い草原。

 

秋のススキが有名ですが、

初夏の若草もすばらしい。

 

箱根湿生花園 チガヤ

ほわほわの、チガヤ

 

実際の仙石原湿原は立ち入り禁止のため、

復元エリアを設けて同じ植生の観察ができるようにしているそうです。

 

木道が整備されて、

ぐるっと歩けるようになっています。

箱根湿生花園 湿地復元エリア

 

このとき、だぁれもいなくて…

 

風がさわさわ草原をなでる音、

うぐいすの声、

きらきらまぶしい光と、

山々が静かにこちらを見ている気配に包まれて、

 

──ただ立ち尽くすのみでした。

 

 

 


 

湿生花園のすばらしさ、伝わっていたら嬉しいです。

 

6月も、箱根ならまださわやかで涼しい日もあるので、

自然がお好きな方は、ぜひ訪れてみてくださいね。

 

 

 

次回は、ポーラ美術館で、

モネやゴッホ、ゴーギャン、アンリ・ルソーなど、

展示を楽しんだ様子をお届けします。

 

▶︎ 初夏の箱根へ遠足に②|ポーラ美術館 企画展「SPRING わきあがる鼓動」

 

 

箱根湿生花園 ヤマボウシ(ミズキ科)

ヤマボウシ(ミズキ科)

 

 

 

 

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